2008年7月17日 (木)

アートメークに挑戦

 私の自前の眉は少し下がり気味で、それを整えて描くので、端のほうにいくと眉本体がない。特に向かって左側の山はまるで毛がないので、少し汗をかいたり、こすれたりするだけでなくなってしまう。それがイヤでジムでもすっぴんでやっている。だからたまに化粧した顔でトレーナーさんに会うと、
「わ、誰かと思った。顔が違う!」
 といわれる。毎回言われる。いくら化粧顔をみる間隔が空くとはいえ、いい加減に慣れて欲しい。
 とにかくです。テニスをやるときは化粧してるので、左眉が欠けていくのを気にするのもわずらわしい。かといってアートメークというと、老眼級のオバサマのものというイメージ。現に私の周りでアートメークをやっているのは友人のお母さんや、ジムのお仲間のオバサマたち。中のひとりのオバサマが、三年位前に眉のアートメークをやって、当初眉を隠しなが行動していた思い出については、先日このブログにも書いた。すっぴんなのに「いかにも描いたという眉」にご自分で当惑されていたのだけど、私は言われるまで彼女のアートメークに気づかなかった。
 ちなみにアートメークを知らないであろう男性方にご説明すると、アイラインや眉を軽い刺青で描くもので、もちろんクレンジング等では落ちない化粧。もちは店ごとに表示が違うけど1~8年と言ったところ。3年ぐらいの表示のところが多い。個人差があるらしい。
 そんなある日、いつもの脱毛サロンで、私を担当した20代前半らしきお姉ちゃんがアートメークをやっていることを知る。
「アイラインなんか若い子多いですよ」
 それでなんとなくやる気に。単純。
 店選び。ジムのオバサマ方に行ったお店を聞いたり、自分でネットで探したりした。だいたい数回に分けて色を入れるのだけど、多くの店が一括で5万くらい。中には一回ごとに値段設定がある店もある。私はこの一回ごとに値段設定がある店から、有名人のボディペイントも手がけたらしい池袋のタトゥー店をチョイス。初回が二万円で、色が薄いとか気に入らないときに、色が落ち着く約二週間後に二回目(一万五千円)、三回目(一万円)と修正値段が設定されている。合計金額でも他店より安い。
「うちは素顔で違和感のない仕上がりをモットーにしていますので、だいたいのお客様が一回で終わりで、一年くらい経ってから修正に見える方が多いです」
 池袋の駅近くのマンションの一室で女性専用サロン。美人のねーちゃんが施術してくれる。まずは大きな鏡のある洗面所で眉の下書き。
「どうでしょう? 今みたいな眉がお気に入りですか?」
「正直自分でわからないんです。私、友人に何回か”眉が細いね”とか”なんでそんなに眉が細いの?”とか”前世は平安時代だね”とか言われたことあるんです。でもこの話のキモは、私が自分の眉を細いと思っていないことなんです」
 笑いながら美人ねーちゃんは、
「そうですね、今より太め仕上げでもいいかもしれませんね」
「とにかく自然な仕上がりをモットーに、お任せします」
 短めに仕上げて描き足すのがすっぴんのとき自然でいいというおねーちゃんに、左眉の山が落ちるのがいやなので、そこははっきり描いて欲しいことなどをリクエストして眉の下書きをしてもらう。
「どうですか~このほうが美人顔ですよ。エレガントです~」
 よくわからないけど、変ではないと思ったのでそのまま彫ってもらうことに。だいたい自分の顔に何が正解か、みんなそうだと思うけど、鏡ってあまりに思惑と自意識が反映されてわからない。
 部屋に移動してベッドに仰向けになる。もとがタトゥーのお店なので、作品らしきタトゥーの写真が壁に飾ってある。
「やっぱりタトゥーとアートメークは違うんですかね」
「違いますね。入れる深さと染料の濃さが全然違います」
 一般にアートメークは数年で落ちるものとされているけど、それはわざとそうなるように浅く薄く描いているらしい。眉の流行りも変るし、人の顔も歳をとれば変るので、何年も同じ眉では奇妙な顔になってくるらしい。だからタトゥーのように深く濃く染料を入れて、10年、20年と落ちないように仕上げることは実は簡単とか。
「タトゥーのほうが痛いんですかね」
「全然痛いですね。でもタトゥーは痛いことがイベントのひとつみたいなもんですから」
 さらっと言うおねーちゃん。麻酔もかけないらしい。谷崎潤一郎の「刺青」思い出しますね。対しアートメークは、「毛抜きで毛を抜く程度の痛さ」との説明。しかしはっきりいうけど、それよりは絶対痛い。ガマンできないということは全くないけど、毛抜きで毛を抜くより明瞭に痛い。しかしIVラインの脱毛を完了させようとしている私は屁の河童。
 下書きから1時間半ほどで終了。これから三日はワセリンを塗りたくるように指示される。炎症を防ぐのと、そのほうが着色がいいらしい。三日はサウナとプールもだめ。術後すぐは、サウナは激しい発汗で色落ちする可能性があるらしい。プールは傷口からの感染予防のため。施術後三日間ぐらいが一番発色が濃く、一週間くらいで半分から七割に落ち着くらしい。その後様子をみて不満なら二週間後くらいに修正に行くというシステム。
 帰宅。母に言うと絶対否定意見がくるので黙っている。なにも気づかない母。老眼のせいか。以前鏡もなにもみないで自分の眉を描いていたつわもの。「だってみえないんだもん」。妹も何も言わない。そこで彼女にはアートメークをやったことを告白。
「どお?」
「ん? 普通」
 淡白な返答。翌日ジムに行く。プールに入れないのでトレーニング室へ。ロッカーで例の三年前のアートメークで眉を隠していた女性に会う。
「珍しいわね。いつも平日はプールなのに、今日はトレーニングなのね」
「はい。実は昨日アートメークをやりまして、プール禁止なんです」
「あら、そうなの? 素敵じゃない・・・・・でも気づかなかったわ」

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2008年2月 7日 (木)

「造顔マッサージ」一ヵ月後

 加齢による肌のくすみと、目の下のたるみに恐怖を抱いた私が「田中宥久子の造顔マッサージ」を始めたことは1月2日の記事に書きました。マッサージを始めたのが12月下旬。一ヶ月以上、一日も欠かさずやっています。
 私が使っているマッサージクリームは、ポンズのクレンジングクリームでもある「クリアフェイス ハン」。ハンは韓流のハン。韓植物エキス配合。270グラムの大瓶で1500円くらい。宥久子さんのマッサージ本には、「油分が控えめで指留まりがいいタイプを使いましょう」とありますが、たぶんこのポンズは油分が少なくないのでしょう。指がツルっと滑って圧力がかけにくい。でも宥久子さんブランドのマッサージクリームなんて200グラム12600円。一瓶買えてもリピートできるわけもなく。ちなみにポンズ「クリアフェイス ハン」はクレンジングクリームでもありますが、私はオイルクレンジングで化粧を落としてから「クリアフェイス ハン」でマッサージをしています。クレンジングとマッサージを一度になんて横着はしません。美顔のためですもの♪ 最近のクレンジングはなにかと落としすぎてしまうらしいオイルより、肌に優しいクリームやミルクが主流のようですが、私はこのタイプだと吹き出物が出たりして合わないみたいです。やっぱりオイルに戻ってしまいました。
 しかしこの造顔マッサージ、やっている方はご存知でしょうが、キモが「リンパに流します~」なのです。老廃物を首筋に多くあるリンパに流して顔面の老化を防ぐというもの。パーツごとの顔面マッサージのあと、ことごとく「リンパに流す」。つまり首筋にもマッサージクリームが着いてしまうのです。洗面所で顔についたクリームを洗顔石鹸で洗い流すのは造作もないことだけど、首まで洗い流さなければならないとなるとハードルがぐんと高くなる。それに加えて、冬なので私はハイネックの服を着ていることが多いのですが、その格好では首筋から鎖骨にかけて圧力を加える造顔マッサージを正しく行えない。そこでどうするかというと、洗面所の鏡の前にタンクトップ、もしくはブラジャーいっちょうで仁王立ち。寒い。マッサージを終えたらそのままお風呂へ。すぐに湯船には入れない。なぜなら首がクリームでギトギトだから、そのまま入ると湯船にクリームが溶け出してしまう。首だけ洗うのも面倒なので、寒さに耐えながら全身を洗うところまでやってしまう。本当ならかけ湯だけして湯船に浸かり、温まってから身体を洗いたい。
 私の場合まだハードルがあって、それは週に3回はジムに行くこと。ジムのお風呂に入って帰ってきて、造顔して首までギトギトにして、そのためにだけまた家のお風呂に入るのも面倒。この悩みをジムの造顔友というべきオバサマにしてみた。この女性は孫がいるとは思えない、長身にして姿勢のよいスレンダーボディの持ち主。顔にも贅肉が全然ない。別に造顔マッサージをしたからこうなったわけではなく、もともとの体質なんだろうけど、こういうひとが造顔友だと思うと心強い。
「ああ、だから私はマッサージクリーム使わないでやるわ」
「え? 本によるとマッサージクリーム推奨ですよ」
「でもあなたが言うとおり、クリームつけるとあとが面倒だし、指がすべってやりにくいもの。DVDみると、クリームをつけてないから赤くなる、っていうじゃない。だからつけないとダメってことではないのかと思って」
 指がすべってしまうのは確か。じゃあ私はジムの日だけはクリームなしでやろうかなあ、などと考えたけど、やっぱりクリーム使うのに慣れてしまうと、なしはやりにくい。しかも私、このマッサージを始めてから小鼻の周りのザラザラした皮脂汚れみたいなのが激減。肌のくすみも霧散。ポンズ「クリアフェイス ハン」はもともとこの「透明感アップ」を謳った商品。そして肌の乾燥まで緩和された気が。うちの会社は気密性の高い砂漠オフィス。冬になると出社するなり顔がガビガビ乾燥していましたが、最近は以前ほど感じなくなりました。これもクリームを使用してのマッサージの効果と予想しています。
 というわけで、ジムのお風呂に入って帰宅たら、またしてもブラジャーいっちょうで造顔マッサージ。その後マッサージを落とす洗顔を顔から首筋、鎖骨まで延長。タオルでふいて、パジャマを着ています。ふう、ご苦労様。
 このような毎日の努力の末、透明感のあるしっとり艶肌を取り戻した私。旧相方や会社の後輩に、
「ねえねえ、変った? きれいになったと思わない?」
 と聞いてはみますが、二人とも困ったような顔をします。歯に衣着せぬ物言いでひとの神経を逆撫ですることを厭わない旧相方ですら、毒気の抜けた神妙な顔つきで、
「正直わかんね~んだよなあ・・・・」
 しかしそんな彼も私から造顔DVDと本を借りていきました。
「こういうことは信じるのが大切だからね。半年はやってみないと」
 彼が使用しているマッサージクリームは、私が使わないで推奨したポンズの「リフティングフェイス」。「クリアフェイス」より少し高いのですが、彼の顔がめきめき「リフトアップ」しているようには見えません。でも以前より顔がさっぱりした気はします。それまで一切やらなかった、クレンジングクリームでマッサージしてるのですから、なにかしら変化があってもおかしくありません。少なくとも余分な皮脂は取れるはず。本人も、
「マッサージしてるとクリームの筋が顔にできて汚れがわかる」
 と言ってます。きたなっ!
 マッサージ以来いいこと尽くめ(と思われる)私の肌。でもそもそも始めることになったきっかけのひとつである、目の下のたるみも霧散したとは思えない。てか、濃くなってきている気すら。私のマッサージのやり方が間違っているのでしょうか?
 この「造顔マッサージ」、サブタイトルが「10年前の顔になる」となかなか振るっているのですが、やってみてわかりました。仮に「10年前の顔」になることが可能だとしても、35歳が25歳はないです。あるとするなら、55歳が45歳、65歳が55歳レベルの話。当の宥久子さんが60歳を越えているのを考えればわかりそうなものですが、私は一ヶ月やってようやく気づきました。この造顔マッサージ、みのもんたがいうところの「中高年のお嬢さん方」のためのものだったのでしょうか。そんなの最初からわかってた? 気づくのが遅い?
 実際のところ、毎日造顔しても若返らせるのはムリで、実際できてしまったものはもう消せないのかもしれません。衰えを緩やかにするのがせいぜいなのかも。でもそれでもやる意味はあることになる。とりあえずは続けてみます。リンパの位置がよくわからないので調べたときにわかったのですが、首にはリンパが多く通っていて、首のマッサージはリンパ腫の予防にもなるみたいです。美容なんて生ぬるい話を超えてる。

追記:ポンズのクリアフェイス・ハンはまあまあ調子がよかったので、それより少し高いフェイスアップを試してみたら、二週間経過したあたりから吹き出物が続々。跡が今残っていて困っております(涙)。ハンに戻したら新たに出来るのは止まりました。ちなみにフェイスアップは旧相方(男)や妹が使っていますが、二人にそういう症状はないようです。私は以前資生堂のクレンジングTISSを使っても吹き出物が出来ました。個人的な相性だと思うのですが、いちおうご報告まで。ちなみに私は外国産の口紅でもあらかた唇に水泡のようなものが出来てしまう敏感体質かもしれません。国産の口紅は今のところ全てセーフ(3/24記)

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2007年7月28日 (土)

Iラインの脱毛2

 さて、去年の10月からIラインおよび肛門周囲の脱毛まで始めた私。この一帯は剛毛のみならず、色素沈着があるのでフラッシュを当てられる一瞬、かなり痛い。特に生理前なんかにあたると通常時とこんなに違うかと思うほど痛い。そこでIラインの中心部(いわゆる割れ目)に近いところはフラッシュを一度あてただけで残していた。ツルツルなのもちょっと不自然かなあと迷うところもあり。
 前回サロンに行ったときのこと。先にうつ伏せになって肛門周囲(後ろの割れ目)から処理することに。
「あの~私、痛がりなんですけど、ここはツルツルにしたいので痛がっても気にせずやってください」
 担当のお姉さんに事前注意。ハイわかりました、とのこと。生理前ではなかったので、痛いには痛いけど慣れた痛さ。そして仰向けになってIラインに移行。
「ここは残しておくんですか?」
 少し不満そうな声。例の割れ目の中心部周囲のことだ。
「ええ、まあ、痛いんで」
「でも、意味なくないですか? 金額同じなのに」
「まあ、そうなんですけどねえ。(お姉さんは)処理済なんですか?」
「ハイ」
「つるつる?」
「まあ、ふわっとした毛は残ってますけど」
「なんでツルツルにしたんですか?」
「私はTバックをはきたかったので。最近Tバックのほうがかわいいパンティ多いし」
「私はTバックはもってないんですけど、泳ぐので競泳用水着を着ます。けっこうハイレグなんですよねえ」
「じゃあ、やったほうがいいじゃないですか」
 少し声が明るくなるお姉さん。
「う~ん、でも痛いしなあ。ここをツルツルにするお客さん、けっこういます?」
「痛いのは一瞬ですからねえ。それをガマンすれば二週間後にはツルツルですよ。私の担当する方はツルツルにするひとが多いです」
「じゃあ、今回はツルツルにしようかな」
 ひとの意見にすぐ左右される私。
 股を開き気味にしてあられもない格好になり、電気シェーバーでジョリジョリと剃毛される。相手はプロなので、他人のあそこは見慣れているだろうけど、やっぱりみててよいものじゃないだろうなあ、などと考えているうちに剃毛終了。
「ハア、さっぱりしましたねえ」
 清々しい声が。プロは言うことが違う。このお姉さん、みんなのあそこをツルツルにしたようだ。
 カワカミプリンセス、骨折一年休養どないやねん。なんかおかしい? あの厩舎? 明日は小倉記念。
 前回のIラインの脱毛記事は↓から。
http://ontheedge.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/i_and_farther_5f72.html
 Vラインの脱毛記事は↓から。
http://ontheedge.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/v_7083.html

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2007年4月 4日 (水)

歌舞伎町のスパに行ってきました

 http://www.will-town.jp/
 結論から言うとお薦め。後楽園らくーあと比べたらずっと安くて空いてる。もちろん宣伝記事ではありません。こっちは女性専用だけど、正直らくーあも男女で連れ立っていくところではない気が。どうせ男湯と女湯で別れるし。この女性専用スパWILLは職安通りと区役所通りがぶつかる角地にあります。
 3時間1600円ほどの入場料を払って入館。四月からは四時間1980円が最低になるらしい。施設はらくーあに比べれば多少チープ感はあるけど、新しいし清潔。全然問題ありません。スタッフのほとんどが韓国人みたい。入り口で病院型バスローブ(タオル地じゃなくて綿布の)にタオルとTシャツ、短パンが入ったバッグを受け取る。ここでオプションの申し込みもできる。年度末決算と恋の病でへとへとの私は(くどい!)、マッサージ(20分2000円)とあかすり(30分3500円)を申し込む。毛妹は足裏マッサージを申し込んでいた。受付カウンターに使い捨て歯ブラシ、ヘアゴムなどが自由にもってけと置いてある。更衣室兼ロッカー室の鏡の前にはドライヤー、綿棒、ブラシ、化粧水、乳液、メイク落としが常備。
 バスローブいっちょうにになって、私はお風呂の前にマッサージ。施術は韓国人らしきおばはん。もみ始める。雑ではないけどかなり力強い。痛い。
「だいじょうぶですか~」
 とカタコトの日本語で聞いてくる。
「痛いですっ」 と応える。
「肩、グリグリね~固い」
 やっぱりなあ。仕事キツかったのよ。ウデを使ったりして相当な力でグリグリもまれる。イタ気持ちいいより痛い。でも耐久。なんか効きそうな気が。
「リラックスね~」
 などといわれるが、痛くてとてもできない。もともといつも「リラックスしてください」と言われると緊張するタイプの私。こんなに強くもまれたらもみ返しとかあるのかなあ、と思ったらそのあとお風呂やサウナに入ったのがよかったのか、全くもみ返しなし。時間が経つほどにマッサージ前より快適に。芯がほぐれたかんじ。
 マッサージの痛みに耐えてのち5階から9階のお風呂へ。ビルの床面積はそれほど広くない。暖かい浴槽は薬草風呂のみで、あとは水風呂があるだけ。他にはドライとミストの二つのサウナ。カランの前にはボディシャンプー、シャンプー、リンスとメイク落としが常備。アカスリに向けて自分をふやかすべく、水風呂以外全部入る。水風呂は苦手。ジムでも入らない。当たり前のことを言うけど、冷たくて浸かっていられない。
 毛妹がマッサージにでかけてから、ひとり8階のサウナへ。この階は支給されたTシャツと短パン姿で行かなくてはいかない。狭い。込み合っている。どうにか横になる場所を確保して、「薬草サウナ」と「石サウナ」の両方でひと寝入りする。
 予約時間にまた9階に戻りアカスリへ。Aコース30分3500円は全部アカスリに使うか、シャンプーをつけるかを選べる。私は頭をもんでもらったら気持ちいいかもと思って、シャンプーも頼む。すっぽんぽんで浴室の一部に確保されたベッドに。
「あおむけ~」
 またしても韓国人のおばちゃんから指示が。アカスリ開始。マッサージ同様、丁寧だけど力強い。乱暴というか、雑ではないがかなり荒々しい。でも気持ちいい。私の前の時間の女性同様、ウトウトしてくる。やや痛いのにウトウト。しばらくしてから、自分の垢をみなくてはと頑張って目を開ける。すごい。でかいのみならず黒い垢がゴロゴロと。毛妹も前回そうだったとか。
「風邪引くわ、あんなに垢取られたら」
 最後に軽くシャンプー。完全に荒々しい美容院。日本の美容院ではできない経験。でも最初から諦めてるのか外国気分か、不快感はない。丁寧にやってくれているのは十分伝わる。
「おわりね~」
「どうもお世話様。きもちよかったわ~ところで私のロッカーの鍵は?」
 するとおばちゃん、私の頭上を差す。リストバンド式のロッカーの鍵で私の髪がくくられていた。
 ちなみに毛妹のやった足裏マッサージもなかなかよかったそうだ。 

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2006年11月30日 (木)

まつげパーマ その2

 美への向上心を欠いたら地獄の急落下が待っている36歳独身カワカミ。まつげパーマは2~3ヶ月に一度怠らない。前回は時間が取れなかったので、ジムの近所の美容院で看板を見てそのまま入った。ビューラー式とのことで、いつもやっているロット式3千円より少し安い。2千円。
 どこでやるのかと思ったらシャンプー台。あそこに寝て一般のビューラーの柄がないやつを両目にバコっとはめられる。普段はネイルサロンでやっている(ネイルはやらない。お金ない)。大き目のリクライニングシートに仰向けになって、お姉さんにまつげにロットを丁寧に巻いてもらっていると、気持ちよくてウトウトしてくるが、こっちは片目まとめてひとつの器具で挟まれる。不快。30分くらいあのシャンプー台に寝ていただろうか。首が痛い。仕上がりもイマイチ。ロットのときは上手な人がやるとわざとらしくもクルっとなって、それが本人一人のトキメキだったんだけど、ビューラー式はなんとなくばらついている。もうビューラー式は二度とやるまいと思う。美容院のシャンプー台でやるのもいやだ。駅から遠いのが難点だけど、池袋のネイルサロンにいこう。
 欲を言えばリクライニングシートより本当のベッドにまっ平らになって寝るのが一番いい。そういう店にも行ったことはある。そこは複合型のエステサロンで、まつげパーマをやるベッドのあるスペースの、壁を隔てた隣が蓬蒸しだった。椅子の下に蒸した蓬を置いて、首から下をすっぽりくるまるアレである。そのサロンは壁が単なる仕切りなので、グループのOLが蓬蒸しにきたひにはうるさくて、隣のまつげパーマでウトウトなんてできたもんじゃない。
「アタシの前の前の前のだったかなあ、、、彼氏がさあ」
「ストーカー野郎どうなった?」
「ああいう言い方チョーむかつくよ」
 こんな台詞の飛び出すハイスピードな会話を聞きたくもないのに聞かされたひには気分はすっかり「まちゃまちゃ」。「あ?」に濁点がつけたくなる。品性下劣。虚栄心の塊。聞き辛いこと限りなし。癒しのエステサロンで増すストレス。しかし時間が経つにつれ、連中の口数が減ってきた。
「ねえ・・・・なんか熱くない?」
「うん、係りの人が台の上に足乗せて座っていいってゆってたよ、あんまり熱かったら」
「なんか低温火傷しそう・・・」
 増す静けさ。連中が予想外の熱さに耐え忍んでいるのがビシビシ伝わってきて笑いそうになった。でもやっぱりこのエステにも二度と行きたくはない。ちなみに本当に低温火傷した様子はなく、大人しく去っていった。してたら大騒ぎだろうなあ。
 前回のまつげパーマ記事は2月25日です。
http://ontheedge.cocolog-nifty.com/blog/2006/02/index.html

 有馬記念ファン投票第二回中間発表。当然とはいえプリンセス順位落としとる! 投票まだの方は、カワカミプリンセスにも一票お願いします。
http://keiba.yahoo.co.jp/event/vote/arima/result_02_01.html

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2006年10月26日 (木)

Iラインの脱毛 and farther....

 今まで「毛姉」として脱毛についてここまで書いたんだから、これも書かなくちゃウソだろうなあ。それがブログっていう「裏」世界の掟だわよ。読んでくださる方に、なにか有益な情報を提供しなくちゃだわよ。うむうむ、そうに違いない。あーそうに違いない。
 てなわけで。
 今月頭、いつもどおり三ヶ月に一回の脱毛サロン通い。私はおしりをセットにしている。こんなところまで毛が生えている。毛姉の名に恥じない。ちなみに毛妹はおしりはつるつるだ。この前温泉でみた。
 この日もおけつを出してうつぶせになり、フラッシュをあてられていた。割れ目付近まできたとき、待ってましたとばかりに言った。
「すみません。なるべく内側のほうまでお願いします」
 するとサロンのねーちゃんこそ待ってましたとばかり、
「それでしたら、”肛門周囲”というのが裏メニューにあるんですけど、もしご希望でしたら・・・」
 こんなところで初めて聞く「裏メニュー」の言葉。確かにコース一覧にはなかった。そんなのあったんですか? といいつつ、一回分の別料金でやってもらうことに。実はIライン(脚を閉じて見えない部分。サロンによって微妙に範囲指定が違うので要確認)は前回一回だけやってもらっている。
「Iラインは、ギリギリまで処理していいですかねぇ?」
 と前回聞かれなかったことを今回は聞かれた。いまいちわからないまま、どうせならとばかり、ハイと答える。
 肛門周囲から前の割れ目の部分まで剃毛される。前回こんなに剃らなかった。「Iライン」の範囲が大きく広がっている。肛門科と産婦人科のダブルヘッダーというところ。こんなにじっくりこんな箇所を他人にみせたこと、セックスのときもないよなあ、と思いながら剃られる。私は病院等でこういうことをされるのにあまり抵抗のないタイプだ。どうせ相手はプロ。意味合いが違う。
「今でしたら、Iラインと肛門周囲のセットで二年保障5万円のお得プランがあるんです。Iラインか肛門周囲だけだと片方4万円なんですけど」
 今まで脱毛サロンに行くたびに様々な箇所の「お得プラン」を薦められてきた。そのたびに「お金ないんです」とことごとく断って、コース外で気が向いた箇所を一回別料金でやってもらっていた。しかしこれにはぐらついた。
「私もやってますし、スタッフでも大勢いますけど、けっこう好評なんですよ。トイレで拭くときとか、生理のときとか快適です。まあ言ってしまえばエッチのときとかも。芸能人にも今すごく増えてるんですよ」
 しかもこの箇所は「繁っている」ので、二ヶ月ごとにケアしてくれるらしい。ピコピコとフラッシュをあてられて、激痛に耐え忍びながら迷い続ける。やはり最後の剛毛地帯とも言うべき箇所なので、かなり痛い。当てられる瞬間、
「ウッ!」
 と息が詰まる。しかしよくしたもので、痛みが走るのはこの一瞬だけのことで、あとには残らない。すぐになくなる。出産ってこれのもっとすごいやつかなぁ? などと予想してみる。激闘終了。結局コースでやってもらうことにしてしまった。
 時間が経つにつれ、処理箇所がかぶれてくる。さすがデリケートゾーン。フェミニーナ軟膏を購入。塗るべく、ベッドで脚を広げて鏡を前に置き、例の箇所をダイレクトに自ら見ることに。あらびっくり。思う以上に広い範囲がつるつる。なんと申しましょうか。立って正面から見える部分のVは残してあるけど、地面と平行部分から後ろがつるつる。”ブラジリアン”にするのは、今の日本ではまだまだ温泉やジムのお風呂でセンセーショナルを巻き起こしそうなのでする気はない。しかしこの股を広げた光景は、格好の問題を棚上げしても、つるつるゆえになかなか衝撃だ。でもつるつる。
 大したもんだよフェミニーナ軟膏。二日と塗らないうちにかぶれは完治。結局前後の「割れ目」をつるつるにした感想はといいますと、予想以上に快適。「割れ目さわやか」という物心ついて以来初めてのこの感覚。例えばワキやスネみたいな必要は特にないし、あえて薦めないけど、もし興味があるひとがいたら、やるのも悪くはないみたい、と言いたい。

Vラインの記事についてはこちら↓
http://ontheedge.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/v_7083.html

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2006年7月20日 (木)

Vラインの形

 1月9日、23日の記事でも書きましたが、私は背中以外全部というくらい脱毛処理をしている毛深い女だ。
 6年くらい前に、合コンで三歳年下の女の子と知り合った。メアドを交換して、最初は共通の趣味である映画の話などをメールでやりとりしていたが、あるときムダ毛処理の話になった。このときから私たちの関係は変わった。10年以上に渡るワキ、手足および様々な箇所のムダ毛処理の苦労を分かち合っているうちに、私たちは互いの人生に深い絆を感じるようになった。かくして私たちは、「毛姉」「毛妹」と呼び合う「義兄弟」ならぬ「毛姉妹」(モウシマイ)になった。
 それから二人とも情報交換を重ね、レーザー脱毛、フラッシュ脱毛と年月をかけて「無毛姉妹」に近づいている。二人とももちろんVラインの処理もしている。おかげで私はプール通いでVラインのムダ毛処理を気にしなくて済むようになった。以前はプールのためにVラインの処理を頻繁にしているうちに、かみそり負けの出血がひどくなってトレーニングを併用し始めたくらいだった。
 先日も毛妹からメールが来て、
「毛姉のVはどういう形をしているか」と聞いてきた。
「処理している人間としては普通だと思う。今度一緒にお風呂とか温泉行ったときに、さりげなくみてちょうだい」と返信。
「普通っていうのがわからない。携帯メールで写メしてくれないだろうか。誰にも見せないから」
 毛妹はどちからかといえば淡白で物忘れが激しい性格だ。それがこの件に関してはやたらしつこい。さすがに写メはできないので、自ら下腹部にものさしをあてつつ返信した。
「へそ下11センチから始って、上部の一番長いところが8センチ弱かな」
 どうも毛妹は脱毛サロンでそうとうVの毛の範囲を狭く処理したらしく、今になってそれが狭すぎないかと気になりだしたようだ。次のメールには添付ファイルがついてきた。私はもしや彼女が自分のVの写真を送ってきたのではと恐れた。恐る恐る添付ファイルを開いてみて、出てきたのがこの図だ(ポップアップします)。V_1
 早速返信。
「この図だと、毛妹のVと毛姉の長さの比率がおかしい。そもそも処理している人間がはみだしてどうする」
 すると毛妹は私の文章をさらに勘違いして二番目の図を送ってきた。
 ジムで女性の裸は多々見ているが、あそこの毛の形というのは処理していなければ千差万別だ。広くて濃い人(昔の私)、狭くて薄い人(久本雅美は割り箸であそこの毛が隠せるほど薄いらしい。お風呂で柴田理恵が見て驚いていた)、広いけど薄い人、狭いけど濃い人。特別個性的なVラインというのはみたことないけど、形もひとそれぞれ、微妙に違う。V_3 
 本当に女って脱毛、美容院、服に靴にアクセサリーとお金がかかる。きれいな女の子をつれて歩きたかったら、男性はおごって当たり前。特に未来ある若い男性に伝えたい。そのへんの洗練を身に着けた若い男性が増えると、自分になにはなくとも、おばはんは嬉しい。
 ちなみにこのフラッシュ脱毛や医療レーザーは、皮膚の毛穴の黒い点に反応して照射する。つまり毛が黒くない人種や、皮膚が黒い人種には使えない。アメリカ西海岸での生活が長かった友人から聞いた話だと、向こうではワックスが主流らしい。熱で溶かした脱毛専用のロウを毛の生えているところに塗って、冷えて固まったら一気にはがす方法である。むこうではあそこの毛をツルツルに処理するのを「ブラジリアン」というらしい。おそらくリオのカーニバルのコスチュームがその由来でないかと彼女は予想している。ワックスで「ブラジリアン」にするなんて、想像するだに痛そう。

Iラインの脱毛についての記事はこちら↓
http://ontheedge.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/i_and_farther_5f72.html

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2006年2月25日 (土)

まつげパーマ

 私は一年くらい前からまつげパーマを定期的にしている。また始めたのが30歳過ぎている。どうしてこう後手後手なのかしら。私はわりにまつげが長く、やや下向きに生えているので、まつげパーマかけたてはブライスちゃんもびっくり。まつげが寝転がっているときと、わりにはっきり違いがある。
 去年学生時代の仲間の飲み会があって、せっかくだからとまつげパーマをかけてから飲み屋に行った。そこで同席した既婚の男友達が私に無邪気な様子で質問してきた。
「ねえねえ、それ、ウチの奥さんもやってるけど、何の意味があるの?」
 女としてよかれと思ってやっていることにこの言葉。とっさにいい返答が思いつかず、口が達者な女と自他共に認める私としては不本意な結果に。
 なぜまつげパーマをかけるかといえば、ビューラーを使わなくて済む、あるいはビューラーのみよりもキレイに長持ちするからだ。ビューラーだけだと、朝やったら昼にはもうまつげは寝ている。やつはビューラーの存在意義も認めないということなのでしょうか? そしたらマスカラもアイシャドウもいらないっつーことかね。つーか、化粧がいらないってこと? さすがにヤツもそりゃねーだろ。パカタレめ! 化粧は一箇所どうこうってことじゃなく、小さなことの積み重ねなのよ。なんでもそうでしょうが。
 ウーム、ああいうことを言われたときのうまい返しはなんだろう、と思いながら生きていたら、地下鉄にアニメ映画「マダガスカル」のポスターが。キャラクターのカバが女の子なんだけど、なぜこのカバが女の子かとわかるかというと、まつげが長くてくるっとしているからなのだ。それ以外にこのカバが女の子だと示す絵的要素はなにもない。うまい返答はやはり思いつかないけど、まつげパーマに意味はおおあり名古屋とうちの母のようにおばはん納得。
 女は目力です。
 

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2006年2月 9日 (木)

姿勢美人になる その2

 六本木ヒルズアーテリジェントスクールなるカルチャースクールにはいろんなプログラムが用意されているけど、結局はみんないろんなスクールの出張窓口みたいなものみたいだ。安価な初歩プログラムで宣伝を行って、本コースに生徒を集めるのが狙いのような気がする。そうはいっても、えげつない勧誘があるわけではないし、安価でいろんなことを試せるのはありがたい。場所も森タワーの上のほうで、教室からなかなかの眺望を楽しめます。
http://www.academyhills.com/cgi-bin/arteli/arteli.cgi?in_category=1
 私は「美しい立ち居振舞いと骨格矯正もできるウォーキング」のクラスに参加した。結論からいうと、参加してよかった。いきなり姿勢がパーフェクトになるわけではないけど、気をつけるポイント、どこに意識を持っていくかを教わることができた。その辺のひとがただ「姿勢が悪いからよくしたら」「猫背になってる。胸を張って」などというのとは、やはり専門家は言うことが違う。
 「胸を張って」というけど、実際猫背な人には実践しにくい。胸をせり出しているような猫背とは逆の方向で不恰好な感じがする。教室では「肩を開く」といわれた。このほうがやりやすい。むしろ「胸を張る」のは反るような姿勢になってよくないらしい。
 また猫背はとかく上半身に問題があると思いがちだけど、美しい姿勢と歩き方のためには、意識は腰とその下の下半身、しかも脚の裏側にもっていく。脚はひざを中心にして逆方向のベクトルで脚を伸ばす。同時に恥骨を寄せる。「恥骨を寄せる」というのはイマイチどういうことかわからないのだけど、わかりやすいところでは「肛門を締める」のが一番近いみたい。この話をヨガを習っている友人にしたところ、ヨガでも「恥骨を寄せる」は基本らしい。恥骨を寄せる訓練をすると、アソコの締まりよくなるそうだ。この話は掘り下げたらキリがないし下品になりそうなのでやめておく。
 他にも注意すべき点は視線から体重の移動の仕方からたくさんあって、実行することはおろかたった一度のクラス参加では覚え切れなかった。私はとりあえず「脚の裏を延ばして」「恥骨を寄せる」の二点を中心に実践した。そしたら脚が慢性的にダルくなってしまった。そのくらい私の脚は伸びてなかったんである。一時期は一晩寝ても脚のダルさが取れなくてびびった。それでもできる限り頑張っていたら、最近はだいぶ慣れてきてダルさは感じなくなった。やっぱり意識しないとよい姿勢でいられないけど、どう意識すればいいかわかったのは大きな収穫だ。意識する時間を長くすればそのうち無意識にもよくなるだろうし。以前と違うのは、姿勢が悪くなっているときがわかるようになった。
 猫背といわれるひとは、ぜひウォーキングのクラスを体験してみてほしい。
 

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姿勢美人になる その1

 私は姿勢が悪いと小さいころからイジメられてきた。主に大人から特に母親。長じてからも変わらず、もちろん彼氏もそのひとり。
 「今、こうなってるよ、こう!」
 とせむしのような格好をして私のモノマネだといった。それが長くしつこかった。私だって、
「今姿勢悪くなってるよ」ってさらっと言ってくれればありがたいと思うのに。あまりの感じの悪さに、何度も
「もうあなたとは金輪際お会いしたくありません」と本気で思った。
 私の姿勢が悪いのは、小学生のころ座高が高いのを気にしたせいだと思う。座高が高いより姿勢が悪いほうがよほど格好悪いのだが、それに気づくのが遅かった。
 姿勢が悪い人間に「姿勢をよくしろ」といっても、姿勢がいい状態がどういう状態なのかわからないので、ただ自分を否定されたのがわかるだけという不愉快な思いをすることが多い。去年の秋頃、ジムの脱衣所でいつものようにパンツいっちょうで体重計に乗っていたら、よく話す中年女性が後ろから、
「あなた、なんでそんなに姿勢が悪いの? おばさんたちみんなで言ってるのよ。あなたみたいに顔もキレイでスタイルのいいひとが、どうしてそんなに姿勢が悪いんだろうって。あなた、自分が歩いているところみたことある?」
 彼女が善意のひとであるのは、発言主旨にも言い方にも存分に現れている。しかしぱんついっちょうの無防備スタイルで長年のコンプレックスである姿勢のことを指摘されたので、
「よく言われるんです~」 
 とろくに彼女の顔をみないで、そそくさと逃げ去った。
 30歳過ぎてこんなことで
「傷ついた・・・」
 などと落ち込んでいる場合ではない。ランチの時間に会社友にこの話をした。
「でもさあ、おばさんたちみんなが言っている、とか、自分の歩いているところみたことある? はインパクトあるよねえ~」
 彼女は六本木ヒルズのカルチャースクールに何度か行ったことがあるのだが、プログラムの中にウォーキングのクラスがあったという。一回三千円。特に姿勢が悪いわけでもない彼女もつきあってくれることに。ありがたい。あんなふうに指摘されなければ姿勢をよくしようという気にもならないし、でも指摘されただけではいつものように
いじけた気持になるだけ。この連携に人生というか巡り会わせというかカミサマの恵みを感じる。感謝。
 その中年女性にしばらくしてからまた脱衣所で会った。彼女は私のところに来るなり、
「この前はごめんなさいね。私、よけいなこと言って」
 本当に申し訳なさそうで、こっちが恐縮してしまった。私の立ち去りぶりが、あまりに大人げなかったのだろう。気に病ませてしまったらしい。なんのことですか? などとしらばっくれてみたり。
「そんな、気にしないでくださいよ。また指摘してください」
「そお? 本当にごめんなさいね。だからあなた、ダンスするといいらしいわよ。踊り。姿勢がよくなるんですって」
 やっぱり懲りてないな。

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2006年1月27日 (金)

ホクロ切除

bag 十年一昔といいますが、技術の進歩ってすごいです。私がコレを実感したのが、ホクロの切除と、ものもらいの切開手術。
 私は今を去ること十数年前、大学四年の春休みにホクロの切除をした。鼻のワキに直径三ミリくらいのホクロがあって、小さいころから自意識を高める役割を果たしていた。取ろうかどうか迷い続けて、無ければ迷わないの結論に達した。美容整形だと10万以上かかるけど、ホクロ除去は皮膚科でもできる(どの皮膚科でもということではない)ので、当時家族の保険で七千円くらいだった。麻酔を打って一センチほどメスを入れて、ぬい合わせた。
 術後は予想通り、ホクロよりキズのほうがよほど目立った。
「そのキズ、どうしたの?」

「ホクロ取ったんです」

「ホクロなんてあったっけ?」

 この会話が幾度となく繰り返された。こんなもんだわ。数ヶ月するとぬい合わせの傷も薄くなっていった。今でも凝視すれば跡はみえるけど、その程度だ。
 そして数年前、会社の後輩がホクロの切除をした。話をきいたところ、パンチのようなものでホクロ部分のみを切除するらしい。直後は数日絆創膏を顔に貼っていたのでそれが目だったけど、とってからは施術部が薄っすらと赤くなっているだけで、私のキズの目立ち方とは大違いだった。十年たつと別世界。

 

 昨日の「山手線占い」ですが、動物占い並みに古いらしい。占い好きの私としたことが。私は黒ヒョウ。

 本日スポーツクラブのお風呂で使うバッグを買いました(写真)。シャンプー、リンス等を入れます。お風呂用なので、底がメッシュ加工に。1260円。こんなもの売ってるんですねえ。ロフトにて。

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2006年1月23日 (月)

ワキの脱毛

 1月9日には脱毛に恐怖感を与えるようなことを書きましたが、定収入のある成人女子でワキ程度の脱毛で迷っている女性に私は言いたい。何をワキくらいで迷うことがある、と。
 
私ほど広範囲を脱毛している知り合いはいないけど、ワキくらいなら何人もいる。次はワキ+スネ。多くは三十過ぎてからで、みな一様に言うのが、

「もっと早くやればよかった」
 私も同感です。
 ワキの処理というのは本当に面倒くさい。夜お風呂で剃っても、翌朝にはなんとなく生えている。抜いたりするのもキリがなくて手間の上に、血が出たり皮膚が厚くなったりする。ばい菌が入るのでよくないという話もある。こういうこともあって、私は真夏でもノースリーブというものを着ることがほとんどなかった。
 ワキの脱毛を初めてやったのはレーザーだった(今はフラッシュ)。施術直後は毛のコゲカスが黒くぷちぷちと残り、やがて抜け落ちてくる。全部コゲカスがなくなるまでに、だいたい二週間から一ヶ月かかる。これから次の毛が生える周期に入る一ヶ月から二ヶ月間が一番美しい。
 最初にこの時期に入ったときは感動した。色気づいて以来、ありえないワキの美しさ。ツルツル。なにもない。倉田真由美さんだったか(不確実)、雑誌に漫画で「ワキの脱毛をしてその美しさに自分で魅入っている。人にもみせてまわりたいが、ノースリーブは二の腕の太いのが出るのでいやだ。ワキだけくり抜いているシャツってないものか」というようなことを描いていたけど、その気持ちがわかる。私は図々しくノースリーブを着まくった。生来暑がりの汗かきなので、ノースリーブは合っていた。五月下旬から九月までほとんど毎日着続けている。半そでのように、ワキに汗をかいて汗染みになったり、服に臭いが残ることもない。ちなみに私のような逞しい二の腕の持ち主でも、ノースリーブは男受けがいいです。男っていうまでもないがバカだ!
 そんなあるとき、女子トイレの鏡のかなり上部にしばしば指紋がつくようになった。それを見ながら同僚と、
「ずいぶん背の高いひとですねぇ。あんなところに手をついて、いったいなにやってるんですかね?」
 と噂していた。しばらくして犯人がわかった。いわずと知れた私である。鏡に接近してワキをみるために、一人で女子トイレにいるとき、手を伸ばして鏡に手をついていたのである。ワキを見るのに夢中で、鏡に手をついていることに気がつかなかったのである。手をまっすぐ伸ばしてワキを凝視しつつ、指紋のあるあたりに手をついている自分に気づいたときには愕然とした。
 一緒に噂をした同僚には自白していない。

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2006年1月 9日 (月)

レーザー脱毛de救急車

 私は毛深い。よって脱毛は得意ネタだ。話し出すときりがないけど、とっておきのネタを。

 昔はワキの脱毛だけで15万以上したりして庶民の私には高嶺の花だった。それが3年前、友人から皮膚科のレーザー治療でワキなら一回7千円でできるときいて飛びつく。もう33歳になっていました。今はみんな二十代前半でやってるわな。レーザーよりさらに廉価で痛みの少ないフラッシュ脱毛が主流だから。今日私もフラッシュで全身に近い勢いで処置してきたところだけれど、当時はまだフラッシュはなかったような気がする。
 友人の紹介で某皮膚科でレーザー脱毛を行き、ワキのほかにひざ下もやった。あまりの痛みに途中から麻酔をお願いしたら、看護婦さんにすごくイヤな顔をされた。塗布麻酔は時間がかかるから事前に言えということだ。ちなみに私も何人か友人をこの皮膚科に紹介したけど、みんな本当に痛いとはいうものの麻酔をしたひとは一人もいない。私は毛深いのと根性がないので痛み倍増なのだ。
 半年後。前回の反省を踏まえて事前に麻酔通告。両ヒザ下と両足は根元から足首までゼリー状の麻酔薬を塗ってラップをかけて、一時間放置。麻酔がしみこむのをまつ。その後レーザーをあてて脱毛。無痛ではないが、はるかに痛みが少なかった。
 処置が終わって新宿の街へ出る。少し歩いただけで吐き気がどんどん強くなり、目が回ってくる。立っていられなくなり、わき道にそれて座り込む。私は慢性の鉄分欠乏症貧血で、これがその症状なのかと思う。激しくひとの行きかう新宿で助けは求めにくい。思い切って救急車を呼んだ。ひとのために呼んだのは数年前にあるが、自分が乗るのは初めてだ。救急隊員に今まで何をしてたか聞かれたので正直言ったら、
「34歳女性、新宿で脱毛してたそうです」
 と無線で何度も言われる。
 大久保の病院に担ぎ込まれた。先生に自分の貧血とここに来る直前に脱毛していたことを言う。先生は脱毛についてあまり知らないらしく、私の脱毛最前線情報に感心することしきり。その後血液検査にCTスキャンまで。結果、
「確かに貧血はありますけど倒れるほどじゃないですね。急性の麻酔中毒だと思われます。話聞くと体表面積の1/3以上やってるでしょ。やりすぎだよ」
 結局点滴を打つ。その前の週に、体調が悪くなるとすぐ点滴をうつという営業の女性(12/15の記事に既出の今は新婚さん)に、
「点滴ってそんなに気軽に打っていいんですかねぇ。私なんて、生まれて一度も打ったことありません」
 なんて言っていた矢先。点滴ってすごいですね。メキメキ回復していきました。そろそろ点滴が打ち終わるころ、看護婦さんが部屋に来てまた救急車で急患が運び込まれたと先生に。
「先生、またエステのあとに倒れたそうです」

「今日はエステばっかしだなあ~」

 このひとはなんで担ぎ込まれたかは不明。

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