2006年6月18日 (日)

殺意のスイミングプール

 スポーツクラブのプールでは、背泳ぎバタフライ上手い人しかやってはいけないという禁止令を出したい。うちのジムのプールはコースの幅が狭いのだろうか。右側通行のはずなのに、真ん中を泳ぐ人(基本年配の男性)が数名いる。でも泳ぎの上手い男性はきちんと右側通行なので、やっぱり関係ないと思う。こういうやつは決まってヘタだ! しかも自分がヘタなのをイマイチわかっていない連中だ!
 真ん中を泳ぐ年配男性にはこれまで何度もムカついていたものだが、ジムに通って10年目。最近すごいヤツが来た。コース真ん中取り・ドヘタバタフライ。嵐のように激しく波打つ水面。自分の泳ぎが他人と比べてどんなに違うか分かっているのだろうか。上手い人のバタフライというのは実に美しく、水面もそれほど乱れない。あんなドヘタバタフライに前からこられたら、もう対抗コースで泳げない。ケンカっ早い私は、むかついてこれみよがしに向かいから泳いでやった。敵はぶつかる寸前になって片手だけのかきに変えやがったが、遅すぎる。こちらは立ち止まって通り過ぎるのを待たねばならない。そのあとにらみつけながらすごす。ストレス解消のはずのスポーツクラブでどういうことだ。さすがに監視員が注意に行ったが、イマイチわかっていない。ひとがいなくなると、また真ん中ドヘタバタフライ。もうそのコースに行こうとするひとは誰もいない。ひとがいないからいいと思っているのかもしれないが、あとから入ろうとするひとを排除しているのをわかっていない。そんなのが上級者コースにいるから驚く。泳ぎが下手なのは罪ではないが、ひとに不当な迷惑をかけるのは罪だ。みたところ50歳~60代前半。ぼやっとした小市民顔にぽこんと出た腹。そいつがこの前、あろうことか私のいる中級者コースで背泳ぎを始めた。すごい。コースを真っ直ぐではなく、横に泳ぐ。反対のコースロープにあたると立ち上がってまた泳ぎ始める。曲がる。右側通行のところで蛇行泳法。25M単位で泳ぐことが条件の中級コースで、この自己中心。いい大人が。私が泳いでいたらもちろんぶつかった。
「あっ、すいません」
 またボヤっとした顔で。バカヤロー! 謝る以前の問題だ。目をつぶって泳いでいるのである。誰だってつぶって泳げば曲がる。背泳ぎは目をあけて自分の位置を確認しながら泳ぐものだというのを知らないのだろうか。オマエ、教室に入れ! と心中毒づく。
 私はフリーコースで泳いでいて、となりのコースでやっている水泳教室に入ったことはない。水泳教室では、クロールの練習をするとき両手に小さな板をつけていることがある。これで手にかく水の負荷を大きくしてトレーニングしたり、はめ方を変えて、水に垂直に入るようにして、腕の掻く形を矯正したりしている。でもこの板をはめているときはコースは一方通行でしか泳がない。教室に入っている人に聞くと、
「あれは薄い板だから、接触すると危ないのよね」
 使える・・・・などとふと思ったりする。
 日常に殺意を覚えることは皆さんあると思います。私は通勤電車(特に朝)と、ジムのプールがメインですね。クロールの手のかきがやたら横に出る人もやめてほしい。危ない。
 先日中級者コースに、常連の超スロークロール遠泳の女性が来た。あとがつかえるほどスローなのに止まらないので追い越すこともできず、なかなか迷惑だけど、このスローが上級者コースにいかないのも分かる気がするのでなかなか表立っては文句が言えない。この超スロー遠泳女性と、ドヘタバタフライオヤジがこのまえ二人で中級者コースにいた。上級者コースに逃げていた私は、こりゃみものだ、とワクワクした。結果は超スロー遠泳の勝ちで、あのマイペースぶりにドヘタオヤジは完全にバタフライも背泳ぎも封印されていた。マイペースは強いのを見せ付けられた。私みたいにすぐ周りに影響されて気持が波立つようでは、精神修練が足りないようだ。
「あんたみたいなケンカっぱやいひとは、オヤジと同じコースで、こぶしでクロールしたらどうかね。グークロール!」
 友人のアドバイス。

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2006年3月12日 (日)

ボルダリングに初挑戦

 boulder=丸石という意味だそうで、壁に出ている突起物を伝って壁のぼりをするスポーツ。フリークライミングの室内簡易版というところでしょうか。
http://www.pump-climbing.com/html/gym/yokohama.html
 友達が一人で行き始めたというので、ならば私も誘ってちょうだいよ、やったことないし、なにすんのかよくわかんないけど、と挑戦。32才独身の友人は金曜夜はプール、土曜午前中は横浜で太極拳、そして私と待ち合わせてボルダリング。私も金曜夜はプール。30代独身女の意味不明なスポーツ漬け。年齢があがるほどにスポーツが楽しいのはなぜ。
 私はTシャツにトレーニングパンツ姿で。子供から大人まで男女問わずわりにひとがいる。靴はここは無料レンタル。行くと初心者にはインストラクターのひとが簡単にやり方を説明してくれる。普段から鍛えてる私ですもの。最初の一番簡単なコースをひょいひょいっとスパイダーメン。
「やりますねえ~」とほめられて上機嫌。しかし二本ほどやっただけで腕がダルく、握力が著しく減退しているのを実感。
 ボルダリングは、コースとして設定された突起のみを伝って指定されたゴールを目指す。ちょうどビギナー講習会をやっていて、子供に混じって受講。インストラクターさんが設定したコースに挑戦。これができないんである。難しいの。本当にビギナーかい? インストラクターさんに、
「じゃ、次こっち」とゴールに最も安易にたどり着ける、手足を移動する先を指定されるのだけど、私にはそれはムリだろう!という場所。ボルダリングのつらいのが、スタート地点では両手をスタート指定の同じ突起に乗せて、脚も突起においた壁はりつき状態で始めること。不安定な状態からぐっと体重をもちあげて指定された場所に手足を移動させなければならない。
 インストラクターさんがひょいひょいっと身体をひねりながら壁を伝い登っているのをみると、簡単そうで自分にもできそうに思える。しかし実際やってみるとインストラクターさんたちと違って、私はしょっぱなから手がワナワナ震える。右足こっち、左足こっちと指定されると左右さえおぼつかなくなる。一度やっただけなのでなにも語れないけど、握力だけでどうにかしようとするのがもう違うらしい。でも私にそれ以外に方策ナシ。特に壁が手前に傾いているとまるで上に登れない。筋力、バランス感覚、柔軟性といったところが重要みたい。意外なことに柔軟性なんですよ。身体を安定した楽な状態にどうやって置いていくかがポイント。突起物は握りにくかったり、足を置きにくい形のものも多く、どう握って安定感を得るかもポイント。とにかく早々に握力がなくなってしまった。やたらめったら力んでいるので集中力が切れるのも早かった。
 終わって全身疲労。ジムに通う私だけど、普段使ってない筋肉を使ったのを実感。ジムでもすべてのマシンをやるわけではなく、私なんて小一時間トレーニング室をうろつく程度。そんな私の普段の生活で使う筋肉って、本当に限定されている。

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