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2008年12月29日 (月)

第53回有馬記念G1@後楽園WINS

Pc290003  終わった・・・・私の競馬ライフ。ディープインパクトに始まり①カワカミプリンセスに終わったといった様相です。⑬ダイワスカーレットが強いのはよっくわかった! というこの有馬記念。
 いつもの通り水道橋のコーヒーショップで相方と待ち合わせ。
「有馬って本当にわからないレースだよなあ。最初はさあ、スカーレットと⑩マツリダゴッホ(2番人気12着)二頭軸ですごい簡単なレースみたいに話してたじゃない。でも見れば見るほど、切れない馬ばっかりでさ。とにかくマツリダの一着はないよ。この時期に弱い調教して。ほれみたことかのプラス体重。そんなんで、馬券から切れる馬は三頭しかいないよ。②ベンチャーナイン(13番人気10着)、③コスモバルク(12番人気11着)、⑭アドマイヤモナークだけだな」
 というわけで相方氏はマツリダを2、3着に固定したフォーメーションを組んで28点二枚の56点買い。なんだか複雑なマーキング。彼の中にはなにかイメージが出来上がっているようなのですが。
 さすがにどのレースよりも込んでいると思われる後楽園WINS。皆さんご存知のドベ人気アドマイヤモナークが二着に飛び込んできて、3着も二桁人気⑥エアシェイディ(10番人気)。というわけで、単勝2.6倍一番人気のスカーレットが一着なのに、びっくりの三連単98万馬券。JRAプレミアムだけど、すごいよ。私の馬券の光ってるところは、このレースで総流ししてるところだわ。ああ正解。スカーレット軸とその二点が。
 プリンセス7着(6番人気)については納得しています。状態も悪くなかった。このメンバーなら順当な着順といえるでしょう。しかしマツリダどうしたんだろう。左回りのジャパンカップで4着だったのに。モナークなんて最初ひとりで二馬身ぐらい最後尾にぽつーんといたくせに。あれが正解だったんだろうなあ。アンカツがいうように、スカーレットについていこうとすると途中で脚が止まるんだ。プリンセスがまさにそれだ。でもプリンセスにはあの選択肢しかなかった気はします。
 有馬が終わって相方氏は「尾張特別」とか「ハッピーエンドカップ」とかJRAさんのネーミングセンスが光るレースに参加して全敗。その後懲りない彼は、WINS階下にあるシティ競馬の場外馬券場オフトに。完全に有馬(で負けた)ひとたちが流れてきていて、いつもよりはるかに混雑している。目的はもちろん東京大章典の前日購入。モニターでパドックをやってるけど、まー現地にひとがいないこと。誰にも邪魔されずパドック見放題のガラガラさ。相方はヴァーミリアンを頭固定に6点買いで外してます。カネヒキリとサクセスブロッケンの三頭で三連単なんて、予想通りとはいえひどい結果。有馬と大違いだ。
 当初そのつもりはなかったのですが、結果的に競馬ブログと化していたこのブログ。これからは今までのようには更新できないでしょうが、細々とでも続けていこうと思っています。今年一度でも当ブログの記事を読んでくださった方にお礼申し上げます。ありがとうございました。(私も含めて)みなさんが素敵な2009年を迎えますように。 

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2008年12月25日 (木)

第53回有馬記念G1予想

 私よりはるかに競馬に真剣な相方。
「俺は毎回当たっている。なのに馬券につながらないだけで、外れているって(私に)言われる・・・・」
 と思いつめ、ほとんどホラーワールド。でも”外れている”彼が同じように外れている私を馬券の買い方で真顔でくさすなんて、おかしいでしょう?
「もういやだ。俺は競馬はしばらくやめる。やるとしてもひとりでやる! あなたもひとりでやれ!」
 私は競馬をひとりでやる気はないので、これは競馬から足を洗ういい機会かもしれない、とこの有馬記念を引退レースにすることにしました。二冠馬⑨メイショウサムソンと一緒です。前にも書きましたが、私にとっては競馬そのものより、競馬を通してひとと関ることとか、ブログに記事を書いたりすることが喜びでした。記事についても、競馬そのものについてではなく、自分や相方を中心に、競馬をめぐる人間の生態を書くのが楽しかった。でも転職をきっかけに前のジムの競馬友とも接点がなくなって、ネタも少なくなったのを実感。競馬後記を書くことの面白さが減少してきたのは事実。彼がああ言ったのは、本当にいいタイミングだと考えるべきでしょう。
 思い返せばこの数年、ずいぶん競馬につぎ込んできました。収支決算なんて怖くてできやしない。競馬についてひとと楽しく話したり、記事を書くにはレースについての予備知識がなくてはだめ。というわけで土曜日は予習に精を出し、日曜日は本レース。土日が競馬を中心にまわる生活を年単位で続けました。たまにある友人の誘いもなるべく土曜に、日曜の誘いは断ったりしていました。こんな生活にもそろそろ終わりがきたということでしょう。
 ちなみに相方、「競馬はしばらくやめる」と明言したにもかかわらず、ひとりで先週朝日杯をやって三連単30点買いで的中させました。セイウンワンダー(2番人気1着)とフィフスペトル(5番人気2着)の二頭軸で5頭流し。毎週競馬をやっていて、秋競馬初の三連単的中17230円。
「しばらくやらないってゆったじゃん」
 なんて責める気にもなりません。めんどうくさい。もう好きにしてくれ。
「久しぶりの的中だし、ブログに載せてあげようか?」
「あなたは本当になにもわかってないね。あんな簡単なの載せてほしいはずもない。馬券の的中なんて関係ない。例えば(秋華賞8番人気で2着の)ムードインディゴとか、誰も取り上げていない馬をマークしていたとかいうのを載せてほしいんだ」
 載せてほしいんかい。
 でも①カワカミプリンセスと⑬ダイワスカーレットが二頭の牝馬で出走するこのレースは、いかにも私の引退レースにふさわしい。素直にこれで終わりにしようと思えました。特にプリンセスについては、三才時に有馬に出走しなかったのは私の競馬歴の一大痛恨事となっています。調教師は「負け知らず」のプリンセスがディープインパクトに負けるのは忍びないとかなんとか言っていたけど、どうせいつか負けるんだから、初敗北は神馬ディープに差されて負けることであるべきだったはずなのに。ディープ=プリンセス馬券を買う願いはかなわず、翌年は故障で未出走。ずっとファン投票で選出されていたのに。ピークを過ぎてではありますが、ようやくの有馬記念出走。感無量です。おまけに私のもうひとりのヒロイン、スカーレットまでいるんだから。というわけで、私の買い目は出馬表が出るずっと前からプリンセス=スカーレットの二頭軸で決まっていました。悩まなくていい。ああ楽。
「そんなんならスカーレット頭固定でいいだろうが」と相方。
「私がプリンセス一着の買い目を買わないということはありえません」
「なんだそれ? プリンセスがスカーレットを差すのかよ。ありえねー。絵が浮かばねー」
 上がり33秒台を刻み続ける驚異の先行馬スカーレット。対してプリンセスは長くいい脚を使う前団好位差しタイプ。上がりもそこまで早くない。でもそんなの関係ないもんね。競馬はやってみないとわからない、は誰もが知る大原則。
 有馬は本日木曜日に出馬表が出るけど、出馬表が載る東スポC版を売るのは都内の駅売りのみ。これも東京OL時代なら買えたのにねえ。川越では当然出馬表のないA版が売られるのみ。
「占い馬券、東スポに出てるぞ」
 と毎日東スポを買う相方からメール。このブログでも度々書いているけど、東スポ占い馬券の的中率はバカにならない。へんなプロの予想屋(清水ナントカとか)よりよっぽどアテになる。でも私がみたところ、二週連続で的中したことはない。相方にメールで聞いてみる。
「先週の朝日杯は占い馬券どうだった?」
「5頭選出してるけど、一頭もからんでない」
 これはいけるかもしれん。でも出馬表がないの買ってもなあ、と駅売店でチェック。すると「カワカミ」のでかい文字が一面に。爆笑問題田中がプリンセス◎できた。これは喜ぶべきか哀しむべきか。彼らしい選択というの意味ではぴったりだけど。とにかく私としては買って読むべきでしょう。店員のおばちゃんに百円玉と五十円玉を一枚ずつ渡す。
「はい、20円のお釣りね」
 受け取って店の前を立ち去り、財布にしまおうと手を開くと、五十円玉が一枚と十円玉が一枚。どうやら十円二枚と間違った様子。60円ある。40円もうけた、有馬前にラッキー、とガメて帰ろうとして、ふと立ち止まる。待てよ待てよ、ここはきちんと申告すべきなんじゃない? こんなところで「不正」をしたら、当たる有馬も外れてしまうんじゃない? きびすを返して正直申告。五十円玉と十円玉をチェンジ。売店のおばちゃんはあら間違った、とあまり感謝している様子もなく。早速相方に電話。
「というわけで、当たる気がするよ。店が終わって40円でも合わなかったら、おばちゃん困るだろうしね」
「バカだなあ。それはどうせ外れるあなたへのおばちゃんの心遣いなんだから、もらっておけばよかったのに」
 家に帰って東スポを広げる。するとびっくり。占い馬券の同点一位が私の二頭軸、プリンセスとスカーレットじゃありませんか。三位のサムソンと20点以上離してますよ。田中の◎といい、ここまで来ると不安が却って募る気もします。まあ常識的に考えて、このメンバーならプリンセスは三着に入ったら万々歳でしょう。でも可能性は十分あると思っています。距離といい、初コースの中山も脚質的に向かないとは思えません。というわけで、買い目は決定。①-⑬二頭軸の残り全馬12頭流し、三連単マルチ72点買い。これにプリンセスの単勝と複勝千円づつとか買おうかな。多分単勝10倍越えの5番人気くらいでくるでしょう。スカーレットは一番人気単勝2倍越えくらいと予想。応援馬券を買う意味はあまりなさそう。
 当日ウインズに行けるかどうかは相方の家の事情でわかりませんが、前日購入にしても馬券は必ず買うつもりです。最後ですからパットで終わりにしたくはありません。それにしてもフルゲートじゃなくて良かった。

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2008年12月22日 (月)

右も左もわからない

 地元川越の会社に転職した私は、スポーツクラブも当然地元のに通うことに。どっぷり地元に埋没する日々。さらば東京のOL生活。
 新しく入ったジムはスタジオプログラムが充実しているので、さっそく参加してみることにした。というより前のジムが非営利の組合運営だったせいか、スタジオプログラムがひどく貧相で数も参加者も少なく、私は参加したことがなかった。設備は組合の運営費でまかなわれているので、今のジムよりはるかによかったけど。なんかボロいよ、この川越のジム。前のジムの競馬友とお別れもとても辛い。Yさんとの競馬を介したときめきタイムともおさらばだ。
 平日は泳いで、土曜日はバレトンというエクササイズのクラスとヨガのクラスに出ることにしている。ヨガウエアもすぐ下の妹から着なくなったものをもらいうけた。ヨガは鏡でポーズのチェックしながらやるので、ゆったりしたTシャツなどより身体にフィットしてノースリーブのヨガウエアのほうがやりやすい。胸の谷間もちょっと見えたりして、露出狂の傾向がある私としてはウエアを着るだけで少しテンションがあがる。でも今回はエクササイズの話。
 私は子供のときから正直成績優秀で運動もできた。トップということはないけど、常にトップクラスにいるタイプ。の、はずなんだけど、小さいときから右と左の区別がとっさにできなかった。小学校で先生に、
「わかったひとは右手を上げて」
 と言われると、
(右・・・おはしを持つほうの手だな)
 とワンクッション置かないと手が上がらなかった。みんなが上下の区別がつくように、とっさに右と左の区別がつくのに驚異を覚えた。これは大人になった今も、あまり改善されていない。こんな私が困るのが視力検査。上下は問題ないが、左右に切れ目があると見えていても、とっさにどちらか言えない。
(こいつ、あんまり見えてないのに頑張ってるなあ)
 と思われるのもイヤなので、極力、
「え~と、コッチ」
 と、指差しでやるようにしている。だから最新の視力検査機に初めて触れたときは感動した。顕微鏡みたいなのを覗きこんで、輪の切れ目の方向にひとりレバーでカチカチやるだけでいいなんて。まさに私が長年求めていたもの。
 こんな私がアップテンポの曲に合わせて手足を動かすエクササイズのクラスに出るとどうなるか。まさに大混乱。先生に、
「右足を上げて、左手を前に」
 などと言われると、すぐにあっぷあっぷ。鏡の前で先生が同じ方向を向いていれば、同じ動きができるけど、向かい合ったり横を向かれると、もうわからない。同じ動きを8回以上繰り返すのに、先生が途中で見本を止めるとすぐにわからなくなる。このクラスはわりに人気で込んでいるけど、見渡すと私より年配の人たちばかり。その先輩方のほうが動き自体は合っている。なぜだ。優等生で人生を送った私が、完全な劣等生。運動神経だって悪くないハズ。でも脳と四肢の指示系統が、周りの先輩方と比べると完全に不具合を起こしている。これって運動神経が鈍いってこと? んなバカな。ただダンスの才能がないことだけは認めます。絶対向いてない。身体が思うように動かない。このクラスは一ヶ月同じステップを続ける。さすがに四週目になると私でもだいぶ着いていけるようになるのだけど、慣れてきた頃に月が替わってもとの木阿弥。新しい動きの連続にまた大混乱に陥る。一時間のクラスで、終わる頃には身体じゃなくて脳がメロメロ。集中力なんて完全に費えている。オバちゃんたちすごいなあ、飲み込みが早くて。ノリコは落ちこぼれだよ。でも一生懸命やってるから、見捨てないでやってください、と体脂肪率がエラい低そうで姿勢のいい女の先生に心で叫ぶ。先生はバレエエクササイズのバカ講師みたいに、できなくて当然の生徒を鼻で笑うことなく気を使って、プロの講師です。あのバカバレエ講師め、てめえは狭い町のバレエスタジオに引っ込んで、できなくて当然の素人を小ばかにしながら狭い世界で笑っとけ。ここは一般市民用の健康増進のためのジムだぞ、勘違いすんな。あんなあからさまに感じの悪いやつ、久しぶりにみた。
 新しいジムで顔見知りのオバサマができた。クラスのあとトイレで会って、
「今日、苦手なポーズあったでしょ」
 と言われた。違うんです、ポーズが苦手なんじゃなくて、右と左の区別が、手と足でそれぞれ動きが違うことを同時にやるのを習得するのがノロいんです、と説明する暇もなく。知り合いがいないうちはひとりでノビノビ劣等生をやれたので、ああいうクラスでは知り合いができるのは考え物だ。
「月曜日のクラスのほうが簡単よ」
 余計なお世話。今度はうしろのほうの場所でやろう。バレトンはできないなりに楽しい。ちなみにエアロビクスはダメだった。やっててどんどん行為から疎外されていく自分を感じた。やりながら自分の表情も動きも死んでいっているのがわかった。ああいう「イエーイ」みたいなノリ、恥かしくって、ありえないよ。
 ちなみに動きがゆっくりしたヨガのクラスでは、楽しくいろんなポーズをとっています。簡単なことを何度も繰り返して、精度を上げていく。そういうのが性にあってんのよ、私。よく、
「私、飽きっぽいから」
 というひとがいるが、私が飽きっぽくないのは間違いない。何事も一度軌道に乗ると、なかなかやめないし、やめられない。こういう性格も、いいような、悪いような。

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2008年12月15日 (月)

第60回阪神ジュベナイルフィリーズG1@PAT

 私はPATの会員で、普段オッズをみたりするのに重宝しているけど、馬券を買うことはない。
「俺がPATの会員なら、ちょいちょい使うけどね。1Rから100円買ったりさ」
 とは本物の競馬好きの相方。でも私は1レース入魂といいながら、実際は相方と買い目について話し合い、馬券場や競馬場でおっさんらと喜怒哀楽を共有、帰りに居酒屋で相方とレース回顧して、ブログに馬券を載せるところまでを一連のイベントとして楽しんでいる。競馬そのものを楽しんでいるか、真剣に取組んでいるかなら、相方よりずっと不真面目で不純だ。だからひとりPATで馬券を買って、ただ貯金の数字が増減するだけというのには興味がない。まあ増えることはあまりないけど、増えたにしても数字が少し変るだけで喜びは薄い。的中馬券を入れて払戻し機から現金が出てくると、小額でも実感があってけっこう嬉しい。
 というわけで当初から予定のあった私としては、阪神JFは回避するつもりで、東スポも買っていませんでした。ところが、です。うちの母は近所の読売新聞の配達所で週末にチラシの折込みのパートをしていて、土曜日はうちが取ってない余った夕刊をもって帰ってくるのですが、今週に限ってスポーツ報知までもってきてしまいました。意に反して出馬表が手元に。ちょっとだけよ、と検討してしまう私。そんな土曜日、相方は近所の中山でひとり中日新聞杯(G3中京芝2000)。ヤマニンキングリー(2番人気1着)を軸にしたのはいいものの、三連複6頭に流して15点買いの中にフサイチアソート(10番人気2着)、イケトップガン(9番人気3着)もおらず敗退。三連複で五万三千円の配当。そのとき阪神JFも彼には珍しく前日購入。日曜日関東は雨予報で、外出するのがおっくうになると予想した様子。⑬ブエナビスタ(1番人気1着)と⑰ジェルミナル(2番人気6着)を軸に②ダノンベルベール(3番人気2着)、④アディアフォーン(9番人気17着)、⑨ミクロコスモス(4番人気3着)、⑫ワンカラット(5番人気12着)の4頭に流して24点買い。
「買ってから思ったが、⑰ジェルミナルの枠はやばいな。外外回されそう。どうせなら②ダノンベルベールにすればよかった」
 買った途端に自信をなくすのはいつものこと。基本的に小心なのね。
「考えれば考えるほどジェルミナルはない。てか人気ありすぎだよ、ありゃ」
 さらに時間が経過して来たメールには、
「なさそうだあーーああああぁ。俺はどうかしていた」
 競馬に真剣すぎるひとは本当に困る。ついには、
「だいたいジェルミナルのどこがそんなにいいのだ。わからない」
「なんで急に。二才戦なんてどの馬がきてもおかしくないし、上がりタイムと戦歴をみてもジェルミナルが馬券圏内に来る可能性は十分なのに」
 そして翌日曜日。ウインズでカレンダーを配布するというので、出かけるついでに馬券も買ってカレンダーももらってこようか、などとぼんやり考えながら朝プールに行って帰って韓流ドラマ「朱蒙(チュモン)」のDVDをみて家を出たら、ウインズに寄る時間なんてあるわけがないことが判明。
(PATで買わない主義のハズよ、ノリコ!)
 などと言い聞かせつつも、結局時間かけて検討したのがもったいなくなり。薄くならいいでしょと、地下鉄乗換駅のホームで携帯取り出し三連複15点買い。 Pc150002_2
 相方があれほど嘆いているので⑰ジェルミナルはヒモにして、⑬ブエナビスタと②ダノンベルベールどっちを軸にしようか迷う。結局配当を期待して三番人気のダノンベルベールを軸にすることに。これで下位人気が一緒になれば、それなりの配当も期待できる。
 用事が済んで携帯で着順からチェック。こりゃガミったかと思ったら、意外と配当ありました。戦歴少ない二才戦で人気が散ったせいですね。帰ってレースを見たら、ブエナビスタ最後尾からスキップでゴボウ抜きの楽勝。こんなんならブエナビスタ一着固定でよかったね、結果見て言っても仕方ないけど、とひとりつぶやく。またしてもアンカツのお手馬に牝馬クラシック主役候補が。
 来週の朝日杯はこんどこそ回避の予定です。どーでもいーよーな告知ですが。

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2008年12月11日 (木)

本「やどかりとペットボトル」池上永一著

 ※池上永一著「テンペスト」のネタバレを多分に含みます。注意!

 エンタテイメント小説「テンペスト」が売れている著書のエッセイ集。これは面白いです。特に前半にいいのが多出します。個人的にはこういう文章こそ傑作だと思ってしまう。物事に対する文章のスタンスがまさに私の理想とするところ。美しく、可笑しい。
 関東ローカルのテレビ番組、「王様のブランチ」の読書コーナーで「テンペスト」が特集を組まれていた。韓流ドラマ「チャングムの誓い」ばりの内容と紹介されていて、「チャングム」ファンの私としては要チェック。ネットでの評判もかなりいい。分厚い本が上下巻、しかも見開き上下段組になっているのにもめげず買うことに。でも「テンペスト」ってタイトルつける感覚はどうなんだろう。「テンペスト」といえばシェイクスピア。そういう世界的に有名な作品と同じタイトルつける感覚ってどうなんだろう。渡辺センセーの「失楽園」とかさ。
 読んでみると、とりあえず読みやすい。文章もすっきり。幕末の琉球王国を舞台に、才気溢れる美女が宦官となって王宮で大活躍。外国語も駆使して世界の列強や清国、薩摩藩と渡り合う。ジェットコースター展開で次から次へといろんなことが起こる。著者は相当な知識教養の持ち主で、当時の列強世界と、日本、琉球の位置づけをわかりやすく浮かび上がらせる。でも「チャングム」と比べるのはどうだろう。同じジェットコースター展開でも、「チャングム」では登場人物と喜怒哀楽をともにできたのに対し、テンペストはただ展開を劇的にするためだけに、安易にいろんなことが起こる気がしてならなかった。小説の中で起こる出来事に揺さぶられることが薄い。そういう意味では私には平坦な内容にも思えた。いろいろあって、主人公は夜は側室、昼は宦官という二重生活を送ることになるんだけど、両方に会ってるひとが同一人物と誰も気づかないもの興ざめ。んなバカな。猛烈な美貌で目立つ人にそれはない。推薦文に「ベルばら琉球版」ってのがあったけど、「ベルばら」はオスカルが女なの、まわりも知ってるもん。「ルンルンだった」とか、いつの時代の言葉だい? って思うような文章もたまにあるし。でも一昔前にやたら段落を変えてページ数を増やすような小説が多く出たけど、あれ少なくなった気がするな。いいことだ。てか、あれをやってた作家とか編集者の良識疑うけど。
 とにかく、もともと本を読むスピードが遅い私が例によってペースダウン。やっとの思いで上巻を読み終わって、妹に貸した。ところが妹はえらい勢いで読み出した。あっというまに上巻を半分経過。彼女は「ハリーポッター」を自分で買って全巻読んだが、私は二巻の途中で挫折した。妹は「宮本武蔵」「竜馬が行く」といったような、ああいう長い娯楽小説を繰り返し読んだりして、こういうエンタテイメントものは得意らしい。妹に急かされて、慌てて下巻を読み進める姉。
 んで読んでて気づいのだけど、これは別に「チャングムの誓い」琉球版ではないんである。当たり前だけど。そのジェットコースター展開が、琉球という独特の文化の濃厚さの中で展開される。著者は沖縄出身で、大学は東京だけど、現在も沖縄在住。著者と同い年の私だけど、沖縄が返還されたのは意外と最近(1972年)で、琉球王国なんてあったらしいねえ、くらいの認識しかなかった。しかしこの本を読むと、琉球王国が独特の高い文化と美意識をもった、立派な「外国」だというのがわかる。琉球の美しさ、独自性、独立性を「日本」の人間に伝えてやる、というのがこの本の目的なんじゃないかとすら思えてきた。それでも「なんだ、琉球モノか」で読む前に一蹴されそうなのを恐れて、宣伝の段階で琉球色を控えめにしたのは容易に理解できる。ラストで主人公は息子とひとのいなくなった首里城を訪れる。そのくだりを読んでいるとき、城内の静けさが聞こえてくるような、映画のシーンを「見ている」ような錯覚をはっきり覚えて、かなり感動した。
 というわけで、この著者に興味を持って、続いてエッセイを読むことに。そしたら個人的にはこの本のほうが面白かった。もともと私は面白いエッセイが好きなのだけど、こんな風に美しい文章で書かれた濃いエッセイは、宮本輝以来かと思ってしまう。「ルンルン」もここにはないし。少年時代、「瞑想」にふける母親に相手にされず、マネキンに母親の服を着せて世話をするくだりはかなり印象的。本物の母親よりその「寝たきり母人形」との関係が密接になって、幼稚園で母の日の似顔絵にマネキン顔を描いたりとか。そういうのが淡々と、妙な笑いを滲ませて描かれている。すげえなあ、この人、とこっちのエッセイで個人的には素直な畏敬の念を覚えました。作家としての才覚に。

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2008年12月 8日 (月)

第9回ジャパンカップダートG1@後楽園WINS

Pc080001_2   ことしから日曜日阪神1800Mになったジャパンカップダート。今まで土曜日東京2100Mだったのが。そりゃ売上も58%増しになるでしょうよ。
 にしても書くことないですねえ。予定外に武蔵野ステークスをやって、そのときはかつてのダート王⑩カネヒキリを買っていたけど9着。一回叩いただけで変わるもんですねえ。またしても角居厩舎、金子オーナーのG1勝利。まあ屈腱炎という競走馬としては致命傷な症状を、二年四ヶ月の休養を挟んで乗り越え、G1勝利っていうのは感動的だけどねえ。簡単に見捨てない、諦めないっていうのは素晴らしいよ。
 私は凡庸に一番人気⑥ヴァーミリアン(3着)、二番人気⑦サクセスブロッケン(8着)を軸にしてしまいましたよ。今年7月大井のジャパンダートダービーでブロッケンが勝つのを目の前で見たとき、なんて強いんだろうと感動したのになあ。ダート世界はけっこう年齢いっても強い馬は強いよ。ガンバレ、ブロッケン。
 相方の軸は、またしても高配当を狙って③サンライズバッカス(6番人気4着)。武蔵野ステークスでは私が買い目にいれたらバカにしていたくせに。今回はブロッケンを軸にしていたことで相当バカにされた。
「パドックみて、全然ダメだったじゃん」
 外れてる人間が外れてる人間を上から目線でクサす。いつものこととはいえ納得いかない。相方はいつも、
「資金が足りなかっただけ。俺は当たっている」
 と飽きもせず繰り返すし。
「サンライズバッカスはすごい気分屋で、厩舎では”おバッカス様”と呼ばれているらしいよ」
 またこの男はバカなことを、と言ってやったら、
「な、冗談だと思うだろ。でも本当らしいよ」
 ほんまかいな。しかし本当なら冴えてるねえ、音無厩舎、言葉の感覚が。「競馬界のリア・ディゾン」よりはるか上いく感覚よ。”おバッカス様”♪
 相方と私の定番コースは、競馬→居酒屋→スタバでコーヒーを買って駅まで飲みながら歩いて帰る というものだ。私はコーヒー中毒で、スタバの上客だから、どの程度ブラウンシュガーをいれるといいか、だいたい感覚的にわかっている。もちろん味見しながら入れていくけど、白砂糖を入れる感覚よりは大目にいれたほうがいい。そしてコーヒークリームを入れてコクを増す。相方はその辺のさじ加減がわからないようで、いつもはちみつを入れすぎて台無しにしている。私は毎回注意してやっているのに、結局入れすぎる。今回もお互いのを交換して味見してみた。また甘くしすぎているんだろうなあ、と思ったら、牛乳の入れすぎで薄くなってすらいる。その台無し振りがぎょっとするほどだったので、思わず大笑いしたら本気で怒っていた。その度量の小ささに、さらに笑ったらもっと扱いにくくひねくれていた。男は度量です。
 来週は競馬は回避の予定です。

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2008年12月 1日 (月)

第28回ジャパンカップG1@後楽園WINS

Pc010001  歴代のジャパンカップ優勝馬をみると、ディープインパクト、ゼンノロブロイ、ジャングルポケット、ティエムオペラオー、スぺシャルウイーク、トウカイテイオーと名だたる名馬がズラリ。このレースに関しては、勝馬にそれなりの格が求められるのだと、G1馬の中でどれを買うかばかり考えていた。海外のブックメーカーも日本馬有利としているみたいだし。懐かしいよ、アルカセット。ハーツクライとレコードの激戦の末、翌日の新聞のコピーが「華のある男は鼻で勝つ」。あのときは前日購入で、三番人気アルカセットは見た目が違うとの評判に私は買い目に入れていた。相方は馬券の妙味を求めて外していたのだけど、当日パドックをテレビでみて、出先の私にメールしてきた。
「やっぱりアルカセット、見た目のよさが全然違うぞ」
 あとからどうしてそんなメールを送ってきたのかと聞いたら、
「だってパドックみて、俺がアルカセットを出走前に評価していた証拠を残しておきたかったんだもん」
 海外通(?)らしい清水成駿も今回は外国馬のことにあまり触れていなかった。しかし成駿、またしてもむりくりの歴史引用。ウオッカをブサイクで知られる擬似母性炸裂、権謀術数家の春日局になぞらえたり。また東スポに載っている肖像画のイラストが出展不明の安っぽさで笑えた。あの絵はなぜあったのか意味不明。
 とにかく最初は②メイショウサムソン(3番人気6着)、④ウオッカ(2番人気3着)、⑨ディープスカイ(1番人気2着)、⑬マツリダゴッホ(5番人気4着)の4頭三連単のボックス24点で当たる気がしていた。「容疑者Iの献身」と私がからかう相方(イニシャルはI.A.)は愛馬ウオッカを1,2着固定で臨むも、
「俺がウオッカに思い入れがなかったら、①オウケンブルースリ(4番人気5着)を軸にする」
 とあまりにしつこいので加えることに。正直私の中で菊花賞馬オウケンと⑮アサクサキングス(6番人気8着)はジャパンカップ優勝馬になるにはやや格落ちする印象があった。
 とにかく5頭でボックスにすると一気に60点になるので、ここは軸を作って36点にしたい。しかし軸にするのに、他の馬よりなにか強い決め手がある馬が最初の4頭の中にいない。悩みに悩んで(結果からすればこの悩みが完全に無駄)、休み明け三走目、この時点で8キロ増と成長しているスカイを軸にすることに。ウオッカはどうにも天皇賞の反動が怖いし、2200ですらどうかと思うのに、2400はいかにも長い。おまけに屋根の岩田は前日落馬で脳震盪を起こしている。だいたい岩田が勝ったらアドマイヤムーンと二年連続になり、ラッキーすぎる。スカイも菊花賞止めて天皇賞行ったくらいだし、2400が適性距離とは思えないけど、若い牡馬で斤量55キロを買いました。
 レースが実際始ると、1000Mが1分1秒8のえらいスローペース。はっきりした先行馬がいないので仕方がないにしても、予想を超えるのんたらぶり。完全に差し足勝負になってしまい、びっくりイタリア男が乗る⑯スクリーンヒーロー(9番人気)がぐいぐい伸びてきて勝利。単勝4100円はジャパンカップの単勝最高配当だとか。先月条件戦を走ってた馬が、東スポ占い馬券で最下位だった馬が。前走アルゼンチン共和国杯(G2ハンデ戦賞金5800万)では「軽量(53キロ)だからスクリーンヒーロー」と相方が予想していた馬が、定量57キロと、ウオッカ、スカイより重い斤量をしょって二億五千万を勝ち取ってしまった。ちなみにこの東スポ「占い馬券コーナー」。的中率は決して低くなく、並みの予想よりはるかに当たっています。今回ぶっちぎりの一位はサムソンだったけど。
 相方は3着にスクリーンヒーローを入れた馬券を買っていたけど、ウオッカにオウケンが一二着固定で敗退。とにかくです。こうなったからには、スクリーンヒーローにはでかいレースで活躍してもらわないといけません。まだ4歳だし。
「どうかねえ。そりゃ強くなった馬だと思うけど、超スローの府中だからできたことよ。二度同じ舞台が出現するかどうか」と相方。
「まったくスクリーンヒーローさえいなければ。私の買い目、惜しいと思わない?」
「あなたと同じような買い方してる人間が何人いると思ってるんだ」 
 またしてもの敗者二人、帰りはウインズの売店に。お目当てはスカーレットに乗るキティちゃん。ウイニング競馬のプレゼントコーナーで見た瞬間、欲しいと思った。あったぞ2500円。やっぱりとてもかわいい。
「やめとけ。勝ったときに買え。こんなのいつでも買える。今買う意味ないぞ。有馬で買え」
 でももしスカーレットが有馬を勝って、その日にスカーレット=キティを買ったら、はしゃいでるの丸出しで、今買うより却ってかっこ悪いような、などと考えたけど、結局買わずじまいに。ジャパンカップダートは激安配当が目に見えてるし、阪神JFは二戦目の馬が続々で予想にならないし、朝日杯は予定があってやらないし。あとは本当に有馬しかありません(ダジャレではありません)。
 今年も本当にあと少し、を競馬で実感します。
 「お馬deキティちゃん ダイワスカーレット」の画像はこちら↓。別にJRAの営業ではありません。
http://shop.prc.jp/turfy/index.php?pg=detail&ct=ds&cd=02817&cm=&offset=0

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