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2008年10月30日 (木)

誘導ランチ?

 先日活き魚系居酒屋のランチを利用した。入り口に立てかけてある黒板に、刺身定食は980円、日替りは840円と書いてあった。競馬も負け続けている身としては、平日は節約を心がけたい。まあこういうところの定食なら、だいたい知れたもんでしょ、とひとり店に入り、50歳がらみのおばちゃんに、
「日替りひとつ」
 と注文した。するとおばちゃんはとても申し訳なさそうな沈んだ声で、
「野菜炒めなんですよ・・・」
 と言った。その声音に私の心情がハモったか、
(野菜炒めオカズに白米かあ・・・)
 と著しくトーンダウンしてしまった。
「じゃ、刺身定食で」
 ハイ、とあっさり引っ込むおばちゃん。
 刺身定食はなかなかいい刺身でよかったようなものの、なんだか戦略にはめられたような気がしてならなかった。不意打ちか。油断禁物。
 話は変りますが、妹にベストセラー「夢をかなえるゾウ」(水野敬也著)を貸した。テレビドラマもみてたし、彼女の友達も面白かったと言ってたと言うし。すぐ読み終わるかと思ったらなかなかで、ようやくかと感想を聞いてみると、
「イマイチ。だって説教くさいんだもん」
 そりゃ説教されたいひとが読む本だからさあ。

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2008年10月27日 (月)

第69回菊花賞G1@後楽園WINS

 先週の秋華賞一千万馬券の影響はでかい。牡馬だって牝馬同様小粒ぞろいの今年のクラシック。どの馬が勝っても「へ~え」で終わってしまいそう。この軸なし(と思われる)菊花賞にどう挑むか。一番人気⑭オウケンブルースリ(単勝3.7倍)は前走の神戸新聞杯で三着。一二着が菊花賞に出ないため一番人気に押し出された格好と誰もがコメント。テレビも新聞の予想も、いろんな馬に◎が打たれていて、打っている人たちも五くらいしか信じてないことを十も信じているかのように、頑張って力説しているようにしかみえない。そりゃいつものことか。
 とにかくです。大して思い入れもないのに馬券が絞れないひどいレース。これはボックスで軸を作らず馬単、馬連、ワイドが適当でしょう。入着三頭分なんてとても当たりそうにない。単勝の最下位人気が⑯ホワイトピルグリムで43倍(結果7着)。こんなに人気が割れているんだから、おそらく馬連でも先週同様(2万3千円)とは言わないまでも相当の配当になるはず、というわけでこんな風に購入。Pa270001
 結果として狙い方は間違っていなかったと思うのですが、オウケンブルースリはやっぱりこの中にあっては立派な”軸”だったよう。強い勝ち方でした。ジャパンカップでディープスカイと再対決するとかしないとか。私的には②ノットアローンダイワワルドボアのワイド一点買いにしようかと思ってたくらいなのですが、横典のノットアローンは先行宣言をした③アグネススターチ(11番人気17着)をぶっちぎって一人旅。結果は大差でのドベ。やっぱりノットアローンは蛯名っちじゃないとダメかい?(メヒョー事件で騎乗停止中)。横典はこの戦法よく使うけど、外れるときのほうが多い気が。私の本命はワイルドボア(4番人気8着)だったんだけど「長距離は騎手で買え」という三千メートルに初出場の北村はどうなのかと思って軸にするのを断念したんだった。オウケン騎乗のウチパクも初出場なんだけど。そういえばノットアローンを軸候補に考えたのも、横典が菊花賞の最高入着率<1415>を誇るというのもあったんだ。なのにドベ。今回⑦スマートギア(5番人気4着)の武豊だって<411 13>だもんね。結局三着の⑤ナムラクレセント(9番人気)なんてみてもいないし、2着の①フローテーションなんて東スポで井崎さんが「10月26日は風呂の日でフローテーション!」なんつってたことくらいしか肯定意見が思い出せない。追い切りで同厩のノットアローンに先着されている姿をみたらとても買えない。15番人気だったのはあの追い切り映像の影響は大きいと思う。馬連で17820円の配当。オウケンがいるのに。
 相方はまた12Rまで負け続けた。最終が終わって、さてそろそろ帰るか、と思ったら、
「ね、今の聞いた?」
「なにが?」
「今帰ろうとする男の人が俺とすれ違いざま、”大ッキライ!”って吐き捨てるように言ってたよ」
「へえ、いくつくらいのひと?」
「わかんない。声だけしか聞いてなかったから」
 なんとなくだけど、「大ッキライ」ってすねた女子供の専売特許の台詞ような気がする。そんなことない? なにが大嫌いなのか気になるところだ、などと思いながらWINSを出ようとしたら、60歳がらみのジャージのお父さんが私たちとすれ違いざま、
「もうやめるっ!」
 とまたしても一人歩きの捨て台詞。競馬をやめるのかい? それとも12Rまでやるのはもうやめるってことかい? どっちにしても正解だよ。間違いなく。でも本当に止めるのかい? 止めるのはかまわないけど、どうして声に出して言うんだい?
 WINSの目の前の鶏系居酒屋で二人の敗北者がクダを巻いてから、7時過ぎでももうすっかり暗くなった外に。WINS下の大井シティ競馬の場外馬券に、例によってまだ燃え尽きないおっさんたちが群がっている。行ってみるという相方にしぶしぶついていった。いつものことだけど、中央競馬より女性の数がさらに少なく、全体の年齢層も高め。初老のおっさんのるつぼだ。モニターをみつめる相方を放って、ひとりふらついていたら、またしても一人歩きのおっさんが私とすれ違いざま、
「騙されたっ!」
 と捨て台詞。いったい誰に騙されたんだい? お友達かい? 予想誌かい? それとも予想屋かい? 気になるところだ。
 とにかくこの日は三人にやり場のない憤りをぶつけられた。たまたま聞いたわけじゃなくて、たぶん三人とも誰かに聞いて欲しかったからこそ、ひととすれ違いざまに言ったんだと思う。
 みんなマジっすよ。

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2008年10月20日 (月)

第56回府中牝馬ステークスG3@東京競馬場

Pa200005  すごかった、プリンセス。なにがすごいって、あんなにイレ込んでるプリンセス初めて見た。目を覆いたくなる惨状とはこのことかえ? 泡こそ吹いていないけど、ダービーのフサイチホウオーを思い出した。パドックに出てくるなり頭を上下に大きく振って、いくら回ろうと落ち着く気配がない。私の前に立っていた小学生5年生くらいの男の子が隣のお父さんに、
「さすが降着馬」
 などと言い出し、一瞬本気で後ろから殴ろうと思った。でももし私がプリンセス贔屓じゃなかったら、軸にするのもいやなくらい興奮していた。Pa200007_2
「カワカミ大丈夫か・・・?」
 頭固定はともかく、軸にはする予定の相方が私に聞く。
「ダメかも・・・・」
 相方は秋華賞のパドックもみると早々に場内へ。屋根(横典)が乗ったら落ち着くかと期待しても全然ダメ。本田さんが乗ると少し入れ込んでいたプリンセスが落ち着くというのが今までの勝利パターン。アカン。でも今更プリンセスを一着付けから外せないので、こんな風に購入。
Pa200009_2 返し馬では本番と見まごうばかりの激走プリンセス。個人的見解ですが、プリンセス二着に体重12キロ増はおそらく関係ないです。確かに初の500キロ台ですが、イレ込んでしまったことが全ての敗因とみます。一瞬プリンセスを軸に落として二頭軸を考えました。でもそれじゃあ今までアドマイヤキッスとの二頭軸でキッスのほうに落ちられて馬券外してきた二の舞になるんじゃないかと断念。でもそのとき二頭軸の相手として考えたのが10キロ増できた②ベッラレイア(3番人気3着)。前走前々走といまひとつだったのは、体重(450キロ台)からして調整ミスだったというのが相方の見解。スカーレットやウオッカと渡り合っていたろが460キロ台だったので、
「それ以上の体重でくれば、東京1800にこのメンバーで適性があるのはカワカミとベッラレイアだけ」Pa200001_2
 どんぴしゃりの462キロで登場のベッラレイア。気配も一番よく見えた。ちなみに勝った⑯ブルーメンブラット4番人気)も落ち着いていました。
 先週同様出走直前に相方とコース前で落ち合う。
「やっぱりブルーメンブラット切って⑨ニシノナースコール(16番人気15着)拾っちゃった」
 なんとびっくり。
「ニシノナースコールを拾うのはともかく、ブルーメン切るのはすごいねえ」
「何度も言うけど、ブルーメンは1400が適性距離。ナースコールは今まで拾って裏切ってくれたからねえ。ここでまとめて返してくれるような気がするのよ」
 確かにプリンセスとベッラレイアの二頭軸にブルーメンが絡んでも高配当は望めない。これまで相方がなにかとニシノナースコールを買っては負けていたのも知っていた。
 前団差しが理想のはずのプリンセスが端に立つ。やっぱりひっかかっている。それでも逃げ切ったかと思いきや、ゴール前でブルーメンに差された。エイジアンウインズやスーパーホーネットに負けたウオッカを思い出した。二人でため息。
「やっぱり裏切っちゃいけないんだ・・・」Pa200006_2
「バカみたい。リア・ディゾン電撃婚で、自分でサインとかゆってたくせに。軸が合ってるのにブルーメンがヒモにいないなんて、信じられないよ」
「うるさい! ああ、これでエリザベス(京都2200M)に行くとか言い出したらどうしよう。絶対距離合わないのに」
 続いて京都で行われる第13回秋華賞がターフビジョンに映し出される。東京競馬場でもファンファーレに合わせて手拍子が起こる。難解秋華賞なんて時間がないと、私はもとから放棄していた。相方は朝から、
「ムードインディゴ(8番人気2着)かメイショウベルーガ(12番人気11着)が差し足で穴を空けるのだ。どうせなら両方こいっ!」
 と息巻いていたのですが、レジネッタ(2番人気8着)軸で敗退。勝ったブラックエンブレム(11番人気)も16番人気で3着のプロヴィナージュ(複勝が6210円)も拾ってません。でも私から見てもブラックエンブレムの調教は明らかにイマイチにみえた。レースが終わって相方は、
「何十万馬券だ? こいっ!」
 などターフビジョンに向かってほざいていましたが、配当が出ると、府中のスタンドがどよめきました。重賞史上初の三連単一千万越え。大画面に映る勝利騎手は最近存在が薄く、ブラックエンブレム騎乗でさらに忘れていた岩田。勝利騎手インタビューで帽子を脱いだら出現した34歳丸刈りに、競馬ファン一同目を奪われた。
「あ~あ、岩田が丸刈りにしてたって最初から知ってたら、ブラックエンブレム買ってたのになあ」
 と相方。ほんまかいな。

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2008年10月14日 (火)

第59回毎日王冠G2@東京競馬場

 前回ウオッカが勝ったG1安田記念のときよりひとがいるんじゃないかと感じてしまう、開幕週の東京競馬場。安田記念ともなると春のG1も終わりでみんな飽きてきてるころだからでしょうか。夏休みを終え、秋の大一番へ向けてスターホースがこの毎日王冠で続々再登場。みんなテンション上がってしまったのでしょうか。私みたいに。
Pa130001_2  とにかくです。ブログ用にウオッカとかドリパスとかいっぱいデジカメで撮影していこうと意気込んで行ったら、パドックもこのひとだかり。びっしり。10Rの前からパドックにいたのに、考えることはみな同じで10Rの出走馬が地下馬道に消えても、ほとんどひとが減らない。10Rのパドックもみてしまった相方は10Rもやると馬券を買いにパドックからいなくなった。こうなると私がこの画像を撮影したパドック掲示板下の場所に、彼はもう戻ってこられない。残った私も、各馬を撮影するいいポジションを確保できないどころか、自分の買い目のために馬を間近でじっくり品定めすることもできない。一レース入魂とかいいながら、軽く京都大章典もやろうかしら、などと考えていたけどそんな時間はないことが判明。
 視界がイマイチなかでもよく見えたのは⑬ドリームパスポート。反対にそれほどよく見えなかったのが③ウオッカ。もしや三浦君メークドラマ。新人最多70勝ここで達成か。当然軸だったはずのウオッカがぐらついてドリパスと迷う。でも追い切りの評判は抜群だったウオッカがここで三着以下はあるまいと、結局ウオッカ軸の三連複でこんなふうに購入。私の本番は来週だし、2・3着の可能性のある馬が多すぎて三連複に逃げました。Pa130006
 スタートに間に合わないと、急いで馬券を購入すると、G1並の観客が埋め尽くすコース前に。京都大章典のパドックまでみた相方とは出走寸前に合流。ターフビジョンとゴールの間あたりに陣取った。
 スタートしてすぐ、大観衆からどよめきが起こった。意外にもウオッカが端に立ったからだ。もともと相方と私は前回の安田(岩田騎乗)のときのような、前団差しがいいとは思っていたけどそれより前に行ってしまった。
「い、いいのかしら?」
「いいんじゃねえか?」
 確かにゴール寸前まで「いい」ようにみえた。人垣に隠れてゴールの瞬間がよく見えず、私は人気に応えてウオッカが逃げ切ったと思った。そしたらターフビジョンに映っているのは蜂っ子②スーパーホーネットじゃありませんか。
「差さったの?」
「そうみたい・・・」
 後から記事をみると、藤岡は発走直後からウオッカをマークしてゴール前での追い出し差しきり。昨日ユビキタスに勝った三浦君そっくり。一本かぶりの一番人気を二番人気が差したのも同じ。肝心のドリパスはといいますと、三番人気11着。「パドックは本当にあてになる」なんてここに書いた矢先にこの始末。ちなみに勝ったホーネットのパドックでの私の評価は「普通」。
 私とは別の場所でパドックをみていた相方も、
「ドリパスが一番よく見えた。ウオッカは安田のときほどよく見えなかった」
 と、ドリパスとウオッカの二頭軸で5頭に流して三連単30点200円計6000円購入。二人とも三着⑤アドマイヤフジ外して敗退。アドマイヤフジがだめなんじゃなくて、他を拾いたくて買えないというパターンですね。相方は大章典も、
「こんなレースはよほど絞らないとダメ」
 とアドマイヤジュピタを切ったまではよかったけど、アルナスライン軸で敗退。三連単で六点しか買っていなかったけど、びっくり500円ずつ張っていた。
 ドリパスはこないわ、ウオッカは負けるわ。もちろん10Rも外して、大章典も外し、機嫌の悪くなってくる相方。
「最内は洋芝に張り替えてるから通っちゃダメなんだ。なんで外に出さない」
Pa130003  先週までの中山のメインよりひとがいるんじゃないかという東京12。写真は毎日王冠ではなく、その12R出走前。中山12Rなんていつも”ひともまばら”という風情なのに。相方はいつもどおり「取り返す」という姿勢。
「ここは⑤スズノメヒョーだ。この馬は強いんだ」
 とえらい剣幕。相方がひらく東スポを横から覗き込んだ。本来穴党の相方とはいえ、メヒョーのこの二桁着順続きはひどい。ざっとみただけにしても、普通に考えたら⑭ハードランナーの軸は不動に思える。しかしみるとメヒョーの体重が14キロ増。要するに「戻って」いる。そういうことか、と私も⑤-⑭のワイドを千円買うことに。
 結果は「メインで一番人気をこかした武豊は12Rで勝つ」のよくあるパターンに陥り、五番人気①ビッグポパイが勝利。⑭の3着はいいとして、蛯名騎乗のメヒョーは8番人気5着が15着に降着。これがまたわかりやすい危険騎乗。人間でいうなら、人ごみを急いで走りぬけようとしたときに、思わず前にいたひとの足を踏んでしまいました、という風情。
「あら、ごめんなさいっ!」
 ってなかんじ。そりゃ被害馬もびっくり。失速するわ。
「あんなぶつかって、けっ躓いて5着なら十分入着あったのに。どうしてどいつもこいつも最内なんだ。前がふさがるに決まってるじゃないか。俺は今日そういう日なのか? 外に出せっ!」
 さらに機嫌の悪くなる相方。これで蛯名は4日間の騎乗停止。来週の秋華賞エフティマイア、その翌週菊花賞ノットアローンという混戦3歳世代の有力馬に乗れずじまい。
「この時期に騎乗停止はあかん。信用できる数少ない騎手のひとりなのに」
 と相方。結局彼は5R分くらいだろうか、この日全レースを外した。帰りの電車の中でもさらに深まる不愉快そうな顔つきや言葉遣い。競馬ってそもそも娯楽じゃないのかしら、そんな風になるまでやっちゃいけないんじゃないかしら、と私が正論をいうとさらに増すトゲトゲしい雰囲気。
「あなた見てるとさあ、不満が鬱積すると、漠然と世の中に対して攻撃的になって、そういう犯罪を犯すのがたいてい男性っていうのがよくわかるね」
 このあと朝霞の串焼き屋で飲んで、明日も休みだし、と二人で久々にカラオケに行くことにした。1時間くらいかな、と予想していたら、結局相方の終電まで二人で三時間熱唱。あっという間。二人とも相手が歌っているときは適度に聞き流しながら、自分の曲を必死に探して複数曲予約。しかし二人とも完唱できる曲が少なく、どんどん中断するせいで意外とすぐに自分の順番になってしまう。最近のヒット曲はもちろん歌えずというか予約すらできず。この傾向は相方より私のほうがひどかった。だって知らないんだもん。サビをちょっと聞いたことがあるくらいで。私のリクエストで鈴木聖美 with ラッツアンドスターの「ロンリー・チャップリン」なんて歌ったり。
「やっぱりデュエットも楽しいねえ!」
「そうか? なんか”スナック”ってかんじ」
 と腑に落ちない表情の相方。カラオケ屋をあとにするころには相方の機嫌も直っていた。ところが久々に終電帰りになった相方は、電車を三駅ほど寝過ごして乗り越した。田舎の駅で始発まで夜を過ごすマンガ喫茶などもみつけられず、そこから歩いて帰ったらしい。家に着いたのは朝3時過ぎだったとか。
「競馬ゴトキであんなに不機嫌になるような賭け方するから、そういうめに遭うのだ」
「そんなこと関係ないねえ。これはこれで、こういうこともあるかと俺は楽しみながら歩いて帰ってきましたから」
 この減らず口もリア・ディゾン電撃婚にかなりのショックをくらっています。あはは。
「イケメンって誰だ? 公表しろっ! なんだよこれ?! サインなのか?」
 今年のヴィクトリアマイルのころ、ブルーメンブラッドはその美貌(?)から競馬界の「リア・ディゾン」と呼ばれているとかなんとかと、テレビでやっていたとを相方はしきりと話していた。馬の彼女を「リア」と呼び、ヴィクトリアマイルでも軸にしていた。その「リア」も来週の東京メイン、府中牝馬ステークスに出走予定。私はいうまでもなくカワカミプリンセス頭固定でいきますが、相方にはブルーメンブラッド軸で頑張ってもらいたいものです。

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2008年10月11日 (土)

第59回毎日王冠G2前夜

 馬でなく私が肥えている昨今。明日勝利の美酒に酔うためにも今日は節食しました。おなか減った。
 日経平均が一万を切ったと思ったら、あっというまに八千円台になった。貧乏カワカミ家では、
「株をもってなくてよかったね」
 と家族で慰めあっています。株をもっていなくても経済危機と無縁じゃないぞ、と思われそうですが、当面そう実感する利殖適わぬ貧乏家は多いはず。私も以前はFXなんてやっていましたが、前回のサブプライムショックで完全撤退しました。為替レートの変動にいちいち揺さぶられる小心者の私は、FXは向かないと一年半かけて悟りました。
 友人は今回の世界同時株安に連動した急激な円高で、保証金の全額強制決済にあったそうです。全額強制決済にあう前に警告があるはずだけど気づかなかったのか、と聞いたら、
「ヨガに行こうと思ったら警告があったので保証金を足した。余裕をみたつもりだったけど、ヨガが終わったら足した分まで合わせて強制決済されていた」
 彼女のしっかり者の夫はきちんと損切り設定をしていて、傷は浅いがやはり強制決済されたらしい。
「二人の損を合わせたら、新婚旅行程度の贅沢な旅行に余裕で行ける金額。実にあほらしい」
 彼女ら夫婦が数十万のお金をなくしても人生の大勢には影響ないでしょうが、心理的なショックはやはり大きいでしょう。
 相方は最近株価についてよく話題にする。株をもっているからではもちろんなく、仕事の担当区域が東京駅の新光証券付近だかららしい。よくテレビのニュースで、新光証券前の掲示板で暴落する株価をみながら呆然とする人々の姿が映されている。
「普段そんなに動かない数字が、1分で百円とか動くから、マンガみたいだったよ」
 最近の世界連動型の急激な金融危機の原因のひとつが、FXしかりの少ない金額で大きなお金を動かす利殖構造、複雑な金融商品の跋扈とされている。
「そんなのより俺は実体のあるギャンブル、ホースレースを頑張ります」
 と金曜夜の相方からのメール。そして今朝家にあったサンスポをみたら、高橋源一郎氏が競馬コーナーにこんなことを書いていた。
「いまの金融商品の大半は競馬とあまり変るところがないと(あるサイトに)書いてあった。だったら、競馬のほうが楽しいし、おまけに賭けた額の75%は戻ってくるはずだから、株よりもずっと健全です!」
 こんなふうに今自分の競馬熱を改めて正当化している競馬ファンは多いに違いない。でも競馬のほうが楽しいのは確か。
 ちなみに普段サンスポなんてうちにないのだけれど、G党の父が”メークレジェンド”巨人優勝に際して買ってきてしまった様子。というわけで、普段土曜東スポしか買わない私も土曜競馬の出馬表を手にすることができました。
 東京土曜メインはダートのペルセウスステークス。一番人気は1.4倍と一本かぶり、アンカツ騎乗のユビキタス。しかし結局勝ったのは6.1倍二番人気のバンブーエール。屋根は新人にして8レース連続連帯の偉業を成し遂げたばかりの三浦皇成。スタートからぴったりユビキタスを馬なりでマーク。四角を過ぎたあたりからビシビシ追いまくり末脚炸裂。結局伸び悩んだ二着ユビキタスに二馬身以上の差をつける圧勝。典型的な好位差し。これで三浦君は武豊の新人最多勝利記録に並んだ。この三浦君、明日はドリームパスポート騎乗で毎日王冠に出る。ここで勝って新記録達成したらすごいドラマだけど、ドリパスどうかなあ。三浦君も午前中に記録達成しちゃうかなあ。
「三浦君さ、坊主頭でいつまでも垢抜けない練習生ってイメージない? それが髪の毛伸びたらけっこう普通の若い男の子なのよ。テレビでもつっこまれていた」
 と先週の相方。今回確認した。確かに。
 普段「スカーレット♪ プリンセス♪」と大騒ぎの私と違って、相方が愛馬への想いをはっきり口にすることはない。それだけに言動の端々ににじみ出て、その深さを感じさせる。今回も、
「俺の日曜夜は彼女で決まるな」
 とポツリ。人間並みの扱いを受けているウオッカ嬢。他にもドリパス、ハイアーゲーム、サクラメガワンダーと、彼にとって思い出(主にすった)と思い入れのある馬が複数居並ぶ今回の毎日王冠。彼の理想は、今回ドリームパスポートにウオッカが差されて二頭で連帯、ドリパス完全復活、しかし”本番”秋の天皇賞ではウオッカが勝つ、というものらしい。そんなウオッカ嬢は予想通りの一番人気。一本かぶりの1.6倍前日オッズ。
 と、ここまでダラダラ毎日王冠をタイトルに書きましたが、現在結局私、買い目が絞れておりません。それなりに検討して、ウオッカ軸にしようかとは思っていますが、ウオッカが一着から落ちるのを想定して高配当を狙いたいところです。でもこれ、絞るの難しいですね。簡単に切れる馬が少なすぎる。本当にどうしよう。てか、おなか減った。

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2008年10月 8日 (水)

韓流ドラマは続くよどこまでも・・・

 イ・ヨンエ主演の韓流ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」に一家総出でハマったことは以前にこのブログでも書きました。私自身、自分でドラマ本を買って、一話みるごとに熟読。出演者のインタビューも熟読。2~3年かけて衛星放送吹替え版、地上波放送吹替え版、衛星放送字幕ノーカット版と繰り返し見ました。都合で見られなかったところはDVDを借りてきてみました。一枚に三話入っていて、続けて三話分みたら目がほのかに痛くなった思い出があります。
 これをきっかけにカワカミ家では韓流時代劇ドラマを一家で見る習慣が生まれてしまいました。そのために父はDVDレコーダーを買ったのです。だからみるタイミングは各自バラバラ。父は、
「韓国のドラマは日本のドラマより優れているな」
 とクドくいいます。
「じゃあ冬ソナとかもみなよ。他にも韓国の恋愛モノいっぱあるよ。ものすごい手抜きカメラワークの」
「ああいうのはみない」
「あれも含めて韓国のドラマじゃん」
「ああいう恋愛モノは面白くない」
 話がかみ合ってない。父との会話ではよくあることだけど。ちなみに母とお笑い番組をみるのも面白くない。どこが面白いのか、なにを言っているのかと真顔で聞いてくる。あれはみたくない番組をみさせられているという、母なりの反撃なんだろうな。反撃のスタイルとしては洗練されている。この前の「人志松本のゆるせない話3」のときもそうだった。私はかなり面白かったのに、
「あのひとはなにをそんなことで文句を言ってるのか」
 と真顔発言多発。そんな母も「すべらない話」のときは比較的聞き入っている。笑わないけど。
 とにかくです。チャングムファンの私にはチャングムが傑作です。どのドラマもこれより劣るのです。そういうひとが書いた批評として読んでください。

「朱蒙」(BSフジ):全81話。チャングムの54話ですら長いと思ったのに、長すぎる。それだけ内容が詰まっているかというとそういうこともなく、ジェットコースター展開だったチャングムに比べてチュモンはえらいスロー。しかも基本的に建国の過程をたどっていくだけなので、いろんな要素がてんこもりだったチャングムより様々な意味で薄口。とはいえ。今74話でしょうか、今更止められません。こんなこと書いていてナンですが、基本的には面白いのです。あくまでチャングムと比べると劣るという話です。

「太王四神記」(NHK):全24話。ご存知日本で荒稼ぎする微笑のプロフェッショナル、ペ・ヨンジュン主演のファンタジー時代劇。音楽は日本が誇る久石譲。素晴らしいです。でもこれはドラマとしてはつまらないわ。なんといっても暗い。陰湿。ドラマが基盤を置く想念が暗い。ひとを殺すシーンもやたらに多く、しかもじわじわ生生しい。セットやカメラワークのよさは他のと比べて抜けて素晴らしいにもかかわらず、ロマンチックだったりメランコリックだったりするシーンになると、情感溢れる役者さんの表情をそれっぽい音楽とともにやたらに延々と映す。正直見てて飽きる。何度も早送りした。散々いろんなことが起こって、ラストはなかなかの尻すぼみだった。ヨンちゃんに想いを寄せるヒロインは二人いる。年上のほうは演技や立ち姿の美しさは素晴らしいのだけど、顔がいかんせんオバさん。髪をおろすとさらに際立つおばさん顔。とてもヨンちゃんの恋人には見えず、お姉さんにしかみえなかった。もうひとりの男前からも思いを寄せられるのに、彼といてもやっぱり年上風オバサン顔。それに反してチュモンは母親役の女優さんが実年齢で主役チュモンのひとつ年上。親子別れのシーンは恋人同士の別れにしか見えず、よく泣く私の涙も引っ込んだ。とにかくこのドラマは正直私は面白くないです。ヨンちゃんもおでこを出すと男前度が劣ってくることが判明。前髪パラつかせてナンボです。とはいえ、彼の立ち姿も相当美しいですけどね。

 「太王四神記」が終わって次は女性が主役の「ファン・ジニ」。これもみるのかね、うちの一家は。

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2008年10月 5日 (日)

第42回スプリンターズステークスG1@後楽園WINS

 最近ブログ、競馬へのテンションがともに落ちて更新していませんでした。てか生活全体気力なし。そこに少しでも盛り上がれるレースすらみつけられない。今までも面白くないレースなんていくらでもあった。それでもそれなりに書いていたのが、そんなムリをする気にもならず。以前の私はパワフルだった、などと気力が欠けて初めてわかる。中山最終週スプリンターズステークス。秋のG1開幕。でも短距離。やっぱりイマイチ気乗りがしない。競馬は1600から2400くらいまでの中距離が一番面白い。もうこのところずっとつまらないし、いっそ今回は止めてやろうかしら。レースやんないで昼間から飲みたい気分。
 そんな中でいちおう検討して軸候補にあがったのが一番人気⑭スリープレスナイト。ほとんど一本かぶりの単勝2.4倍。相手は迷うところだけど、先行力があって充実一途、中山<1100>の⑬ビービーガルダン。最後の直線が短く坂になっている中山は、本当にコース適性が結果に結びつきやすい。わかりやすいとすら言えなくもない。府中と中山を両方現場で見比べると、そのステージのあまりの違いにびっくり。そりゃ得意不得意ができるわな。
 それにしてもスリープレスが来ちゃうとイマイチ配当的に期待できない。やる気のないレースで大枚はたくのもイヤ。そこで6番人気と意外と人気のないビービーガルダンを軸に、高配当が望めて可能性のありそうな③ジョリーダンス(8番人気13着。相方イチオシ)と、⑤シンボリグラン(7番人気12着。私自身のセレクト)の二頭に流してワイドで買うことに。これに保険でスリープレスとのワイドを倍額購入。そしたら保険のほうしかこなかった。二千円使って4600円バック。 それにしても上村君17年目にして初のG1勝利。そりゃ泣くわ。目の手術等も乗り越えて得た栄光。よかったよ、本当に。Pa050002_4
 ちなみに相方も、やる気がない、つまらないレースといいながらスリープレス軸に6頭マルチで三連単90点張り。当然トリマイ(三連単の一番人気5,530円)。バカじゃなかろーか、という私の罵詈雑言にもめげず、この後阪神と中山の12Rまでやり続けて全部敗退。引き際がわからないひとって本当に怖い。ダメ男コールを送り続けた。
 ご存知の通り、来週から関東は府中に移ります。12日は実績馬が集う毎日王冠、その翌週はカワカミプリンセス出走予定の府中牝馬と続くので、できれば両日府中に足を運びたいと思います。プリンセスの屋根は幸四郎から横典へ。ぶっちゃけ嬉しいです。プリンセスにはおっさんのほうがいい。先週までの二週も中山には行っていました。競馬がやりたいというより、弱った人間にはこもった空気のウインズがイヤで、癒しを求めて天空の下の競馬場へ嫌がる相方を連れて。相方は馬券に集中できないと、競馬場を嫌がる傾向にあります。愛馬ウォッカとかが出る場合を除いて。本当に勝手だ。
 それにしても。何度も書いていますが、目の前を疾走するサラブレッドは疑いなく美しいです。迫力のある美。美には癒されます。先週のオールカマーはマツリダ一着固定の四頭二三着固定12点張り。そのなかにトウショウシロッコ(8番人気3着)は拾っていたのですが、二着のキングストレイル(6番人気)切りで敗退。でもパドックでキングストレイルは本当に気配がよかったのです。でも前走からいきなり5ハロン増しってどういうことよ、と迷って切りました。マツリダ頭固定だと激安配当も予想されたし、気力の低下が12点張りに。パドックって本当にアテになります。藤沢和厩舎をナメちゃいけませんな。Pa050001_3

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